■代償行為
過去に損なったものの代償を未来に積み重ねていく
欠けたなら欠けた分だけ
手に入らなかったなら手に入らなかった分だけ
奪われたなら奪われた分だけ
なくしたなら、亡くした分だけ
一つ、また一つ、また一つ
だから、歳を重ねるごとに心が重くなるんだろうなあ
苦しくても、そのイシの捨てる場所が分からなくて
重いから他人におぶさってみたら、潰してしまった
そして、その人の分までイシを持たなければならなくなった
今日も僕は、イシを背負って歩いて行く
綺麗でもないし、役立つわけでもないのに捨てられないイシを
それでもまた積み重ねながら
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