嫌いな女がいる
話していると楽しく、気分が晴れる
そいつは時々影のある表情をする
そんな寂しそうなそいつを見ると抱きしめたくなる
そいつは身体を売る
今はどうなのかは知らないが、身体を売ったことがあるそうだ
どちらも必要なのだそうだ
そいつは
そいつは傷付きたがっている
手首も切る
不特定の相手と寝る
破滅するように行動する
わざと怒られるような行動をする
傷付くような事をこちらに言わせようとする
そいつは
そいつの瞳の奥に、こちらへの無関心が見える
利用されているだけなのだ
ある時、そう感じていることを伝えたことがある
「ごめんね、自分本位で 別れたかったら別れても良いよ」と返された
欲しいのに手に入らない
きっと俺もそいつもそんな気持ちだったんじゃないだろうか