2011-01-06

働くとは

今日は朝から寒く、さらには吹雪いている。道路公園も足が埋まるくらいに雪がつもり、移動には不便な環境だ。

我が家の隣には児童館が立っていて、その駐車場も真っ白だった。

から見ていると一人の若者ママさんダンプでせっせと雪かきをしている。

彼は半年からこの児童館で働き始めており、時折児童館へ通っている子ども達の世話をしているのを見る。

私が見ていた感じでは、彼はとても丁寧に子どもたちとコミュニケーションを取れる人のようだ。

彼らが外で遊んでいる姿を見ると、お互いが楽しそうにしているのがわかる。

歳までは聞く機会はなかったのだが、お子さんもいるようだ。

 

さっき耳に挟んだことなだが、この児童館は市からの委託で運営されているそうだ。

彼も彼は正職員ではないとのこと。

家族を満足に養うのも辛い給料だろう。

若いうちであれば確かに体力も情熱もあるから、他の仕事兼業したり、夫婦で働くことで生活をなんとかやりくりしていけるかもしれない。

だが、もし彼らがもう少し歳をとったとして。もし、何らかの不幸があり、生活をしていくためのバランスが崩れてしまったとして。

彼らの子どもが成長していくときに、果たして養えるだけの能力が残っているのだろうか。

 

今の若い世代がぶつかっている壁。

働きたくても働けない(ちゃらんぽらんに働きたいですーとか言ってる人間は論外だが)。

働いているのに、生活が厳しくなる という現在日本の欠片を見ているように感じてしまった。

会社天狗になり、有能な人材を厳選して選ぶような現代。

有能という言葉は彼にだって当てはまるはずだ。

では、その有能な人間ですら先行きが心配になるような社会であるのなら、一体誰のための社会なのだろうか。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん