今日は朝から寒く、さらには吹雪いている。道路も公園も足が埋まるくらいに雪がつもり、移動には不便な環境だ。
我が家の隣には児童館が立っていて、その駐車場も真っ白だった。
窓から見ていると一人の若者がママさんダンプでせっせと雪かきをしている。
彼は半年前からこの児童館で働き始めており、時折児童館へ通っている子ども達の世話をしているのを見る。
私が見ていた感じでは、彼はとても丁寧に子どもたちとコミュニケーションを取れる人のようだ。
彼らが外で遊んでいる姿を見ると、お互いが楽しそうにしているのがわかる。
さっき耳に挟んだことなのだが、この児童館は市からの委託で運営されているそうだ。
彼も彼は正職員ではないとのこと。
若いうちであれば確かに体力も情熱もあるから、他の仕事を兼業したり、夫婦で働くことで生活をなんとかやりくりしていけるかもしれない。
だが、もし彼らがもう少し歳をとったとして。もし、何らかの不幸があり、生活をしていくためのバランスが崩れてしまったとして。
彼らの子どもが成長していくときに、果たして養えるだけの能力が残っているのだろうか。
今の若い世代がぶつかっている壁。
働きたくても働けない(ちゃらんぽらんに働きたいですーとか言ってる人間は論外だが)。