http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3957.html
こういうデータを知ったのでびっくり。あんまり若い世代は新聞読まないんですね(どうりで就活してると「新聞を読め」ってよく言われるわけだ)
だから新聞を読ませようという活動、例えばNIE活動なんかして、若い世代に新聞を読ませようとしてるんですね。納得。
でも、NIE活動ってあんまり好きじゃないんだよな。そもそも新聞的な思考って嫌いなんで、それが若い世代に根付くと嫌だから。
新聞は義憤を駆るように作ってあるから。「こういうことが起こりました。あなたはどう思いますか?」って中立的なふりをしながら、でも背後には「こういうことは許されるべきではないですよね」って言ってる感じ。
でも、怒ってるだけで具体的な解決策やら建設的な提案ってほとんどしないじゃないですか。
だから、義憤に同調しても、怒りだけが残って心身によくないと思うんですよね。義憤に同調しなくても、誰かが怒っている文章を読んで心地よいって人はあんまりいないでしょうし。
それなら実際に社会的活動をしている人やプロフェッショナルの人の本やらブログやらを読むほうが余程有益だと思います。解決策や提案があるから。それに向かってる姿が見えるから。
新聞的思考が若い世代に根付くと、とにかく他者を糾弾したがるクレーマー的な人がどんどん増えるんじゃないかな、と。解決を目指すんじゃなくてただ怒鳴り散らしたいクレーマーと親和性があると思うんですよ。
じゃあ情報が知れなくなるだろ、って方もいらっしゃるかもしれませんが、日本は新聞をかなり読む国なんですよね。アメリカもフランスもあまり読んでない(http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3958.html)でも日本より内政も外交もずっとタフにやっていけてる。新聞を読むか読まないかなんてあんまり関係ないんじゃないかと思います。
僕自身は新聞読んでます(毎日読むのは地元紙だけですが。図書館や何かの待合室でたまに全国紙も読みます)読んでるから余計にそう思うんですよね。特に地方紙ややばいんじゃないかと思います。もううちの父親世代が読まなくなったら誰も読みたがらないような、そういうレベル。まだ付き合いとかいろいろしがらみがあるから、いきなり消えることはないでしょうけど。