経済の歯車が噛み合っていない事が問題なのに、政府が無理矢理雇用を増やすのでは、税金の無駄遣いが増えるばかりであり財政赤字が酷くなるだけである。
経済政策においては、自民党守旧派の抵抗勢力と全く変わっていないという事だ。これでは国民の支持は得られない。ばら撒きを受け取る側の政権に近い人々の声しか聞いていないという事であり、先は長くない。
企業が研究開発や人材育成を企業が行わないのは、それにメリットが無いからであり、そうなっている法制度や社会環境を改めない限りはいくら税金を注ぎ込んでも、実用性の無い研究という結果にしかならない。国防にしか応用が利かない技術に関しては税金でやるしか無いが、それ以外の技術については民間が自発的に行うように制度を改廃する事で対策とするべきである。
税金をばら撒く為に審議時間と労力を使い果たしてしまうのでは財政赤字を作り続けるだけである。
自民党が政権を失ったのは、為すべき事をせずにばら撒きを繰り返し、財政赤字を膨らませていたからである。
この批判票が民主党に流れたというのに、民主党は、自民党守旧派とまるで同じ事をしている。
国民は既に意思を表明しているというのに、その意思を汲み取れず、都合の悪い意見や自分の主張・思い込みとは違う意見を間違っていると決め付けて聞かず、勝手な事をやり失敗を重ねた挙句、その責任は国民にあるというのでは、酷い開き直りでしかない。
恥を晒している事に気がつくのが、遅すぎるのだ。
与党内野党が野党と連携すれば政権をひっくり返せるというのが衆議院の3分の2という数である。
臨時国会の会期末には、当然、内閣不信任案が出てくる。与党内野党が賛成に回り、解散総選挙という展開が濃厚になってきた。解散風は、木枯らしと同時に吹く事になる。