門戸を狭めて競争を高めれば、そら平均値は上がるけどさ、出来の悪い人間をふるいにかけられただけで、出来がいい人間のレベルがもっと上がるってわけじゃないので、それで世界に誇れる研究者が増えるって理屈はどうかと思う。
院卒の希少性が上がれば、院卒の就職率は上がるかもしれない。
でも、その理屈って出来の悪い院卒のせいで出来がいい院卒が就職できないってことかな?
仮に、100人の院卒のうち上位50人が研究者になり、残り50人が無職になったとする。
院卒を80人に減らしても、やっぱり同じ顔の50人が研究者になって30人が無職になるだけで、研究者になる人間の数も変らないし、研究者の質も変らなくないかな?
そりゃ就職率は上がるだろうけど。