2010-07-06

http://anond.hatelabo.jp/20100706191057

お返事ありがとう。

「毎日大変」が何を指しているのはよくわからないですが、

慣れないことはするもんじゃないですね。

投票に行きますか?」という質問に対して、

投票したい政党がないから行かない」「どこに投票しても同じだから行かない」

という返事が来るのを期待していたんですが、まぁそんなうまくいかないですよね。

素直に書きたかったことを書いていきます。

長文だけどおつきあいよろしく。

例に挙げた話、いずれも「若者投票に行こう!」ですが、

その根拠として「政党投票に来る有権者に有利な政策をする」を挙げています。

そして若者投票率が低いので、各政党若者に配慮しない、と。

選挙って「首長議員、団体の代表者や役員を選び出すこと。」ですよね。(by wikipedia

前述の話からすると候補者が誰も若者のことを配慮していないということなのに、

どうやって若者はその中から代表者を選びだせというのか。

これまでの前提が正しければ、選びようがない。

若者投票率が低いうちは候補者自分の望みをかなえる人は現れないのだから。

では投票意味はないのか?そうではない。

若者投票において「何を選ぶか」には価値はないが、

「私は選択する人です」と意思表示することに価値はある。

なぜならそれが若者投票率増加につながるから。

つまり「若者の一票が大事」というのは、今回の選挙において大事なのではなく、

次の選挙もしくは次の選挙意識した局面において大事である。

まず、ここをはっきりと言ったほうがいいんじゃないかと。

かしここでやっかいな点が一つ。

じゃぁどこに投票してもいいのかというと、

一票の表現力が持つ問題点につきあたる。

例えば小泉圧勝にせよ民主党圧勝にせよ、

どこかが圧倒的勝利して欲しいなんて願ったことあります?

ここ数年の選挙なんてほとんどが主張を支持するというよりは、

政権への不満の表明でしかないですよね。

なので勝った方が「支持された!」と勘違いされたら困る。

しかしそういうのは一票では表現できない。

ということで、誤解されない投票の仕方が必要になるわけです。

その方法とは?ずばり「白票」だと私は考えます。

仮に20代の投票率が80%になったとする。

http://www.kotosaka.com/article/124457691.htmlデータをそのまま使うと

20代は投票率46%で有効票数700万だから、7割アップで有効票数が500万増。

Wikipediaによると2009年衆院選比例代表における得票総数は7000万票。

適当にいくつかの選挙結果を見た感じ、無効票数は総得票数の1~3%程度みたいなので、

さきほどの2009年衆院選比例代表における無効票数は多くて210万票。

仮に新規の20代(500万)が全て白票を投じれば、

無効票数は3~8倍に増え、多ければ(210万+500万)総得票数(7000万)の1割になる。

この数は、単なる揺れではなく明確な意思であることは、社会認知されるのではないか。

ただ明確な意思を感じたとしても白票になんの意味が込められているかは外部からはわからない。

しかし正体不明の明確な意思によって無効票があからさまに増え、

そしてそのとき、20代の投票率があからさまに増えていたとしたら、

その白票若者意思表示(私は選ぶ人です、でも、今のあなたたちは選ばない)で

あることを世間に示すことができるのではないだろうか。

もちろん、この関係性は「おそらくそうであろう」ということしか示せない。

なので仮に500万の20代若者白票を投じたところで、その意図は伝わらないかもしれない。

それを避けるためにどうすればよいか。

そのための政党を立ち上げればいいと思う。

名前はどうでもいいけど、つけるとしたら「白票党」か。

白票党の定義として以下の2点を設ける。

この白票党の定義を世に広めることができれば、

「無効票数の異常な増加」と「若者投票率の異常な増加」との間に

リンクがあることを示すことができる。

別に無くてもいいんですが、白票党のマニフェストは以下の通り。

(1)は前述の通り。

白票党が有名になり、大量得票ができれば、

若者存在感を国政に示すことができる。

(2)は自明。白紙を投票すればいいので。

例えばみんなの党が良かったとしても、

果たしてあなたの選挙区候補者はいるだろうか?

白票党はそんなことはありえない。必ずあなたの投票先になれる。

(3)は政党によるネット選挙違法だが、

白票党は公式な政党でもなんでもないので関係ない。

なので白票党の宣伝も、白票党の是非に関する議論も、

がんがんインターネットでやればよい。

ということでマニフェストとか言ってみたけど、

白票党の定義からこれらすべて満たされることは自明

(1)に関しては得票しないと実現できないけど、

そもそも得票しないとマニフェストって実行しようないもんだし。

ということを考えてみたのですがいかがでしょう、増田さん。

ずいぶん前にちきりんさんの記事を見て思いついたんですが、

アジテートできる文章が思いつかないまま時が過ぎ。

今年は特にどこ投票していいのかわからんなぁと思って、

あのネタを出すべきかと思い立って書いてみた次第です。

レスをもとにアジテートしていく目論見だったのですが、

クールに切って捨てられたので、素直に書き出してみました。

  • 良いアイデアだと思ったら、実行してみません?やることはこの話を広めること&白票を投じること。
  • ダメアイデアだと思ったら、どの辺がダメか教えてくれません?

一応、筋道立てて作ったつもりですが、どっか破綻していたらご指摘ください。

言い回しが揺れている気がするけど、その辺はスルーで。

記事への反応 -
  • 結局ネット選挙はお流れになってしまったわけですが。 なんとなくネットでそんなに議論が盛り上がっているようにも見えないのは気のせいか。 単に私がワールドカップとか相撲に気を...

    • 毎日大変ですよね。

      • お返事ありがとう。 「毎日大変」が何を指しているのはよくわからないですが、 慣れないことはするもんじゃないですね。 「投票に行きますか?」という質問に対して、 「投票した...

        • キモ

        • 白票を政治に反映させるためにと思い「白票党」という考え方を思いついたが、 さすがに割りと手垢がついている考え方のようで。 ネットで検索したら、数日前にあの「虚構新聞」でも...

          • おー,二年前の記事に反応してくれる方がいるとは. 白票を「若者の政治への不満」だけに矮小化してはいけないんじゃないか? おっしゃる通りです. あえて若者に限定したのは「...

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