現在のマグロ保護論議では、恣意的に缶詰の形での輸出入について無視されています
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447 地球の裏側 ◆/lYVcP7um2 sage ▼ New!2010/02/10(水) 11:39:55 ID:zXe3fhgr
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えっとですね、ツナ缶、特に欧米で出回っているモノの中身は、6割以上がキハダマグロですね。ビンナガは巻き網には多くは入りませんし、魚体が小ぶりなので歓迎されないのです。
今、ツナ缶の流通状況(世界)を調べているのですが、ネット上では、あまり確固とした情報を見つけられずにいます。エクアドルの輸出分程度は判るのですが、(とはいえ、南米からの輸出の半数近いですが)その他が判らない。その数値から、マグロ稚魚(5Kg以下)の年間漁獲量を割りだしたいのですが・・・
ただ、現在判っている情報だけでも、マグロ資源の枯渇の原因は巻き網漁業です。日本は世界最大のマグロ輸入国と言われますが、これは多分(数値が確定していませんので多分)間違いです。日本が世界最大なのは、生食可能なマグロという括りにおいての話で、重量でも、頭数でも、多分世界最大の輸入国は米国だと思います。欧州はEUという括りだと米国よりも多い可能性もあります。
現在のマグロ保護論議では、恣意的に缶詰の形での輸出入について無視されています。その上で、現実問題として缶詰工場に水揚げされるマグロは、大きさが2Kg前後から始まり、最大でも数10Kg止まりです。この缶詰原料マグロの生産者はほぼ100%、巻き網漁船です。一回の出漁で短くて2週間、長ければ2ヶ月程度ですが、この間に概ね600トン前後(船の大きさによる。大きな船で冷凍設備が良ければ、1000トン超える場合も有る。)を水揚します。魚は混獲でキハダ、メバチ、などが主になりますが、稚魚ですとクロが混じりますし、場合に寄ってはカツオも原料として買い付けます。(私は実際の水揚げをその場で見ることができる環境に有ります。)ちなみに日本漁船の延縄漁の場合、半年ごとの水揚げで、概ね200トン前後です。6000本の釣鉤を海に入れて、一回の投縄での漁獲は1.5トン程度。年間での差を計算してみて下さい。w