これまでの人生においては、文章はずーっとフィーリングで書いてきたのだが、
ちょっと思い立って、システマティックに論説文を書く訓練を積んでみることにした。
さて、それでは第2章をぱらぱらふむふむ、と。
まず小論文とは何か?
『あるyes/noで答えられる命題に対して自身の立場を述べるもの』である。
この構造にしたがって、まずは
文章のフォーマットを作ってみよう。
とりあえずこれだけあれば小論文の体を成す。
~~~~~~~~~やってみた~~~~~~~~~~~
(a)ロン毛・茶髪はサラリーマンにふさわしくないという人が多くいるが、
経営者の立場としてはサラリーマンのこうした髪型を容認するべきだろうか。
(b)私は容認すべきでないと考える。
ロン毛・茶髪はサラリーマンにふさわしくないと考える人がある程度存在する。
一方、短髪・黒髪よりそれらがふさわしいと考える人はいないであろう。仕事
上のパートナーに不快感を与える確率が低い方を選択するのは社会人と
して当然の選択である。
(d)以上の理由を考慮し、サラリーマンのロン毛・茶髪を私は容認しない。
~~~~~~~~/やってみた~~~~~~~~~~~
解説:
まず回答は「ふさわしくない」のみに絞ることにする。
(「ふさわしくなくはない」の立場の論理がすぐには思いつかなかったので)
以下各文について解説。
(a)まずyes/noで答えられるような問題提起。「ふさわしいかどうか」から問題をかなりすりかえたけど。
(c)自身がbで述べた立場をとる理由説明。
(d) (c)→(b)をリフレーズ。
ヤター小論文書けたよー。
さて、
以上書いてみると、上のフォーマット1の『展開』部の内部構造としてさらに『型』を導入するのが
有効に思われる。これは次のようなものだ。
これらの構造は一般的に通用するように思われる。
要は「意見の根拠は、現状分析による材料探しとその解釈に拠る」ということ。
(当たり前のことを再確認した感じだな・・・)
次回は『iii, 展開』以外についても、もう少し詳しい型を考えてみよう。
(a) ~は~だろうか? (決着を付ける問題を示す) (b)私は~~と考える。 (問題に対する自分の立場を表明する) (c)~~は~~である。 (自分がその立場をとるに至る根拠...