(編集者としてのふがいなさは一度棚に上げた上で…
という注釈が最初につきますが、とだけ、セーフティネットのように言っておきますけど。)
★著者には、人生を売れるか分からない作品作りに費やすというリスクがある。
けれど、売れたら、普通のサラリーマンでは一生稼げないような金額が
あっという間にバックするという可能性がある。
★出版社は、売れない本を大量に抱えて在庫とともに沈んでいくリスクがある。
ただし、たった一冊のヒット本が、それらの赤字を穴埋めしてくれる可能性がある。
★著者は、在庫を保管する必要がない。売れない本を裁断する必要も。
それでも未来に売れる数よりも未来の倉庫代の方が高いことを知っているから。
★著者には、刷っただけの数印税がきっちり支払われる。
★著者は編集者に、ワガママが言える。作家様として扱われたがる。
★作家は自分のブログで編集者のグチがかける(「こんなにいい本なのに売ってくれない」)が、
編集者は作家を悪く言えないし、ブログでグチも書けない。(書いたら祭になってしまう)
路頭に迷ったりしないし、絶望もしない。(著者と違って)
だって会社員だから。(総務部付けにされてジワジワ首切られたりするけど)
それは8割がた勘違いである。(8割の著者は、マイナス利益しか生まない)
★編集者は、自分の担当作家が出版社を支えているとはあまり思っていない。
でも、一発逆転のためと、予算確保のため、とりあえず本を出す。
★編集者は思っているほど、やりたいことができない。だって会社員だから。
著者は思っているほど、やりたいことができない。だって創作もビジネスだから。
★著者は産みの苦しみを編集者に理解させたいが
編集者は締め切り破りによって起こる社内調整の苦しみを著者に理解させたい。
★著者は刷った本の金額10%をもらえるが、
だからかわりに何人も作家を持つ。でも、やっぱりもらえない。
★まあ、どっちもどっちだ。
でも私が言いたいのは、10%程度は妥当な数字で、
これ以上印税を増やすと出版社はことごとくつぶれるってことだ。
苦しみの対価が印税かもしれないが、その苦しみはあなただけのものではない。
印税の件は置いといて 著者と読者の間に編集が入ってくれてるから読者は安心して発売日に原稿が読めるわけで 締め切り遅れたり破ったりで、いつ来るのかわかんなくて今月のあらすじ...
本の利益率ってどれくらいなのかな~ たとえば、再販制度無しで、売れなかった場合に値引きできるなら、今よりどれくらい売れるんだろうか まあ、本筋とズレた話だけど ちょっと勿...