2009-10-28

ある35歳男のチラシの裏

件名通りだが、実の親にも親友にすら語れない本音をどこかに残して置きたい。

とても汚い男の人生だ。

正義感のある人間、挫折を知らない人間、知りたくない奴はここまでにしてくれ。

苦しんでいる人、同じ悩みを持つ人に伝えたい。

つたない長文を覚悟してくれ、ブラック企業になんたらみたいな落ちもない。

今、俺は間違いなく人生のどん底に居る。

隣の部屋には、もはや俺を豚とかバイキンとしてか扱わない

一切家事も、洗濯もしない金の要求しかしない中国人嫁が居る。

今や少しでも多く金を得ようと弁護士を探すことに余念がない。

一度目の挫折で心を折っていた俺が守ろうとしたもの

俺の、この世で最愛人間だ。

この5年は、ただただ金を稼いだ。

今になって解ったが、歩いて直ぐの場所に嫁の弟が暮らしている。

どうやって日本に来たかって?

俺が保証人だ。

書類は嫁の帰化申請の為に必要と聞かされ何度か2部づつ揃えた記憶がる。

それを使ったのだろう。

当然嫁は帰化してないし、永住権狙いに切り替えたようだ。

本気ではない帰化申請に付き合い、会社休み嘘を付き、喧嘩腰の嫁に切れた役所の人間にペコペコ頭を下げた。

嫁とは5年前、国際結婚紹介所で出会った。

一度目の恋愛に挫折し心を閉ざしていた俺にとっては、言葉が不自由なのが丁度良かったし、正直自分に自信がなくなっていた。

日本人という下駄を履けば愛してもらえると本気で考えた。

嫁は本当に天使だと思った、都合よく。

偶然貯金がたんまりあった、最初の半年は幸せな日々だった。そう思った。

彼女の学費を払い、家を買い、いろいろな国を旅した。

貯金がつきてから金、金とねだる嫁を元に戻すため

必死に転職をしたが、意味は無かった。

その半年位だろうか?嫁が結婚指輪をしていたのは

それでも、どこかの掲示板で苦しむ同じ環境人間を見下し、俺は安心して眠っていた。

俺は、俺達は違う、愛し合っている。

結婚の日に嫁は言った、「貴方なら月収15万円でも側に居るわ」。

カードを預けると使い切り、借金を残して国に帰った嫁をなお信じたのは、その言葉が心底嬉しかったからだ。

一年後にはインフルエンザタミフルを処方され、高熱にうなされながら

「側にいてほしい」と電話をかけた時ですら、嫁は一月後に帰国した。

「明日には帰る」という言葉を何度も信じた。電話をしなくなった頃、彼女は平然と帰国した。

何故そんな女と?と思うだろう。

初めての彼女になにもしてやれず、自殺させてしまった。

そんな後ろめたさがあったんだ。

初めての彼女は病弱で、少し年上だった。

若い人には珍しいだろうが、同じ漫画が好きな事がきっかけで始めた文通で知り合った。

病弱な彼女は、体力無く文通という手段をとっていた。

付き合ってからも、デート出来るのは月に数回だった。

体が弱いことで恋人を作らなかった彼女

俺が「好きだ」といった時、泣きながらありがとうと何度も何度も繰り返した。

俺はゲーム業界を目指し、でも安い賃金自分の才能の無さに嘆きシステムエンジニア転向した。

なにより結婚がしたかったし、彼女の両親を説得させるためシャカリキになった。

仕事が面白くなり、ある程度金の余裕も出て、没頭し飲み屋や風俗遊びも覚えた。

その頃、俺は彼女電話が疎ましくなっていた。

深夜に泣きながら寂しいとかけてくる、そんな電話応じる回数も減った。

「小さい部屋でも一緒に居たい」とそんな言葉も耳にはいらなかった。

独りよがりで二人分張り切っていた。体が弱く働けない彼女の分も俺が働けばいい。

ある日彼女自殺彼女母親に聞き、現実に立ち返った。

自殺した日の最後の発信は私宛てで、私は職場徹夜作業しており出ることは無かった。

彼女携帯からは彼女水商売で働いて居た記録が見つかった。

俺は単純に彼女を憎み、探偵気分で過去を掘り返した。

彼女は、最後に付き合っていた男に酷い台詞で振られ耐え切れず、元彼の俺に電話をしたんだ。

そうか、おれは元彼だったのかと。更に憎もうとした。

調べれば、その男写真がどことなく自分に似ている気がした。

その男は、システムエンジニアで、同じ血液型彼女は俺と同じあだ名で呼んでいたようだった。

彼女遺品整理では、どうやって稼いだか解らないが、ほぼ手をつけられていない小銭ばかりの貯金が100万以上見つかった。

そして、鍵のかかった戸棚からは、私からのプレゼントの服やアクセサリーが綺麗に封をされたまま見つかった。

その下からは写真の欄だけ切り取られた不合格履歴書が大量に隠されていた。

更に解った事は、最後に付き合っていた男に性病を移されたと責められていた。

その後、検査に行くと俺も病気だった。俺は取り返しのつかない事をしてしまった。

俺は最低な人間だ。

でも、もう一度幸せになりたかった。

だけど、神様は許してくれないんだよね。

この罰を受けきろうと思う。弱音を吐かず、粛々と。

きっと最低な俺は、明日も平然と会社に行き、平静を装い仕事をするだろう。

嫁との争いも戦わなければならないだろう。

一度だけ、ほんの一度だけ、本心をどこかに書いておきたかった。

「ごめん、済まない」

  • 死者のために生きるのはやめろ。 そんな中国人に貢ぐことが、大切だった?彼女への「ショクザイ」だなんておかしいだろ。 なんだ、もしかしてお前はその中国人を彼女と同じ名前で呼...

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