2009-04-29

ホメオパシーが効かないと思っているア○が世間には溢れている

http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1240968090

「偽科学pseudoscience」って言う言葉を使いたいだけなんろうけどね。断言してもいいが、科学は病に効きます。ここ重要。これは信念とか、願いとかではなくて、単なる統計事実ですからね。

以下改変いくよー。

すでに一部の偽科学批判の偽科学サイト豚インフルエンザ「便乗」記事が出ているようなので、取り急ぎ、書いておきます。

 

万が一、本当に偽科学に対する偽科学的な批判に発展したら、ホメオパシーなんてものが効かないなどと期待してはいけません。それは「何もしない」のと同じであることを理解しておくべきです。

いつまで経っても偽科学に対する偽科学的批判が亡くなることはないでしょうが、現時点ではシカトするしかありません。「何もしない」という選択をするかキチン統計学の初歩の初歩を学ぶは、自分で判断すればいいとは思いますが、万が一「ホメオパシーが効かない」と信じている人がいたら、それは誤りであることをはっきり言っておく必要があります。

 

また、このような機会に「便乗」して宣伝をする一部の偽科学に対する偽科学的批判サイトは最低だと思います。もちろん、善意であってもだめです。

すべての偽科学に対する偽科学的批判サイトがそのようなものではないと信じたいところです。

科学に対する偽科学的批判には精神的な効果しかありません。

ホメオパシー、と聞くだけで脊髄反射的にファびりはじめる人間が多すぎてワラケル。多くは禄に医学、というか初歩的な統計学も学んだことのない「理系(笑)」の人なんだよね。リンクサイトがそう、って言ってるわけじゃないからね。

古くから諺で、「病は気から」というのがあるわけだけども、たとえば偽薬(プラシーボ)には、痛み止め、喘息、鬱、関節炎、麻酔薬、心不全アレルギーなど、統計学的に有意な効果があることが知られています。

ホメオパシーが効かない、っていうのはそういう意味で、極めて偽科学的発言であるわけ。ホメオパシーに全く効果がない、と言い切ってしまうのは、もうトンデモもいいところ。

言っておくけど、ホメオパシーを擁護しているわけじゃないからね。トンデモに対する憎悪が強すぎて、自らがトンデモになってしまっている○ホが多すぎる、ってだけの話で。

そもそも、「科学的である」とか「偽科学」であるとかの違いがなんであるかをこのリンクの人は考えたことがあるのかな?この人は医学に関わっている人ではないわけでしょ。オレのイメージだと、やたらと偽科学を批判する人間って、ちょっとアレなのが多いんだけど。

EBM全盛の時代ではあるけれども、じゃあその土台に乗っていないものがすべて効かない、嘘、まやかしだといわれると全くそんなことはないわけでね(笑)健康食品だって同じ。特にホメオパシーに関しては、精神的な効果も含めた上でキチン考察されているものがあまりに少ない。

極端なことを言ってしまえば、インフルエンザでよく言われている「手洗い、うがい」のうがいについても、それが予防に有効であるというエビデンスは全くないんですけど。統計的な有意差があって、論文に載って学会で認められていることしか正しくないというならば、よく言われているような(っていうか今日新聞に実際に書いてあったんだけど)「外ではあまりものに触らないほうがいい(キリッ)」なんてのもエビデンスは全くありませんから(失笑)。

血液型占いを真面目腐った顔で批判し始める、ちょっとコミュ力に欠けた「理系メガネ君」って、傍から見てると痛々しいからね。酒の席でのどうでもいい話に過ぎないし、血液型でこうあるべき、っていう「社会に対するアナウンス効果」(たとえば、B型はおおざっぱな人が多い、と繰り返し言われると、実際におおざっぱになるように行動してしまうこと)は学問的な土台の上で議論されてるからね。

くり返して言うけど、決してホメオパシーを擁護するわけじゃないからね。ただ、偽科学を批判するあまり、「ホメオパシーには全く効果がない(キリッ)」って言ってしまうと、その台詞はもう偽科学の範疇に入ってしまうんだよね、残念ながら。

エビデンスがないということのみを論拠にして、「エビデンスがない=偽科学だ!」と飛びついてしまうのは、それこそ偽科学王道なんだけどね・・・。

あ、ちなみに、インフルエンザに手洗いが有効だっていうエビデンス存在しますよ(笑)増田のみなさんも、外から帰ってきたら、きちんと手洗ってくださいね。オレはうがいもしてますけど(憫笑)。

  • 別に言い切っても問題無いよ? ホメオパシーが効かないと思ってる人には実際効かないから、言ってる人についてそれは正しい。 しかも、プラセボよりも統計的に有意な効果が有るって...

  • 極端なことを言ってしまえば、インフルエンザでよく言われている「手洗い、うがい」のうがいについても、それが予防に有効であるというエビデンスは全くないんですけど。 あ、...

  • 全然違う。 古くから諺で、「病は気から」というのがあるわけだけども、たとえば偽薬(プラシーボ)には、痛み止め、喘息、鬱、関節炎、麻酔薬、心不全、アレルギーなど、統計学...

  • 偽薬がきくというのには賛成。ちなみにうがいと風邪に関してはエビデンスがあって。 http://www.kyoto-u.ac.jp/health/006.htm 風邪とインフルエンザは一緒にできんが、とりあえずうがいをして風...

  • http://anond.hatelabo.jp/20090429160250 その治療法でほとんどの人が助かるのなら「効く」です。 その治療法でたまに助かる人がいる程度なら「効かない」です。 また、プラシーボ効果はその...

  • 出遅れたけどこれも↓ 誤用される「プラセボ効果」 - Skepticism is beautiful(http://d.hatena.ne.jp/lets_skeptic/20081218/p1) やっぱり「プラセボ’効果’」ってのが誤解を呼ぶのかなあ。 ドップラ...

  • 普段は絶対に追記はしないんだけど、ブクコメ1000越え記念(それについても後で書く)に、たまには追記してみる。 http://anond.hatelabo.jp/20090429160250 大学の偉い(物理学専門(笑))先生...

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