http://www.ruby-lang.org/ja/news/2009/01/30/ruby-1-9-1-released/
まあ、ライブラリがぜんぜん1.9に対応してないから今すぐ1.8から移行するなんてことはできないんだけど、こうやって安定版を出せばライブラリの移行を促せるんだから、ちょうど鶏が先か卵が先かみたいなもんで、リリースすることに意味があるんだよね。
ところで、Ruby といえば、そのままコマンドラインで ruby を使っている人はあんまりいなくて、普通は irb を使うよね。でも、単に ruby を自分のホームディレクトリで make しただけだと、当然、irb は使えないんだ。でもこれだけためにインストールするのは嫌。そこでどうするか?
実は最近の ruby の Makefile には作ったばっかりの ruby をライブラリパス込みで動作させるコードが入ってる。これを使って irb を動かしてみるというのが今回のハックのネタというわけ。
masuda@localhost:~/ruby-1.9.1-p0 $ make (ruby の make はすべて終了したとする) masuda@localhost:~/ruby-1.9.1-p0 $ cat > test.rb require 'irb' require 'irb/completion' IRB.start ^D (^D はCtrl-dで入力終了のこと。普通は表示されない) masuda@localhost:~/ruby-1.9.1-p0 $ make runruby ./miniruby -I./lib -I.ext/common -I./- -r./ext/purelib.rb ./runruby.rb --extout=.ext -- ./test.rb irb(main):001:0> puts "Have a fun!"
これで適切なライブラリパスが指定されて、その場で最新の ruby が使い放題だ。Readlineを使ってるから編集も楽だし、マジおすすめ。