京大生の学力低下とかありえんわ。

2008-08-27

院生が考察してみるよ。

京大の工学部の専門科目の試験に出される問題っていうのは、その分野の基礎を取り扱ったものばっかり。これがわからなきゃモグリ、みたいな。

まあ、大学受験でいえばセンター試験みたいなもの。しかも毎年傾向が一緒。内容を理解するために高いIQや学力が必要なわけじゃない。

むしろボトルネックとなるのは、教材が充実していないこと。

ほとんどの授業は教官が自己流で教えていく。教科書に沿って授業を進めていくなんてのは非常に珍しい。

だから、試験勉強をする時に、体系的に学習するための資料を用意できるかどうかが肝となる。

てなわけで、以下に思いついた理由を並べてみた。

シケタイが機能しなかった。
- 試験の過去問や授業のノートがうまく広まらなかった。これが最有力候補。
カンニングができなくなった。
- みんな賢いので公式は暗記せずにカンニングする。逆にカンニングができなくなると公式が思い出せなくてアウト（笑）うちの学科でも3年くらい前にカンニングが発覚してから、試験監督が厳しくなってカンニングができなくなったなんてことがあった。こういうのは学科単位で管理してるんだよねなぜか。
時間割が変わった。
- 専門科目のテストは1週間の中に密集しているので、基本的に一夜漬けでテスト臨むことが多い。週の前半にテストがある場合は週末を使えるけど、そうでない場合はガチで一夜漬け。しかも他の科目と掛け持ちで勉強したりする。たまたま試験が重なるような時間割で、テスト勉強が間に合わなかったんじゃない？それか、1限にかわってみんな寝坊したとか。
カリキュラムが変わった。
- 必修から選択必修に変わったとか？それはないか？

まあそんなわけで、来年になればまた例年の水準に戻るんじゃないかな。