2008-08-24

英語じゃないんだ、国際語を学ぼう

はじめに

日本語を話せない人々とのコミュニケーションに有用性を感じる人々のために書きます。

つねづね考えてきたんだけども、日本英語勉強をするのに国際語の勉強をしない。日本人英語を話せないと世界揶揄されるのは、英語が話せないからじゃない、国際語が話せないからだ。いま日本人が必要なのは英語ではなく国際語の能力だ。TOEICコミュニケートしてどうする?

国際語とは

エスペラント語なんかじゃなくて、結局英語のことです。ええ。しかし、僕らが学ぶ英語とは少し違う。国際語を英語で言えば、International Englishだ。一つの文や単語を使うだけ。しかし、そのレベルには幅があるので、もちろんながい文章でも国際語である。誤解しないでほしいことは、国際語には長い文章が作れないから恥ずかしい、という概念がないことである。関係ないのだ。なぜなら、コミュニケーション目的であって、文章をすらすら言うことが目的ではないから。もちろん、英語レベルコミュニケーションレベルに少しの関連性はある。しかし、面と向かって話す場合ではそんな関連性よりも、どれだけアクティブに話すかということのほうが大事だ。国際語はその最初の一言を引き出す手助けとなる。一度の100点満点が英語ならば、10点を10回が国際語である。例えば、

英語

He does not play soccer.

国際語

He do not play soccer.

英語

He didn't play soccer yesterday.

国際語

He don't play soccer yesterday.

(He not play soccer yesterday でもok)

簡単に言えば、テストでバツになるような重箱の隅をつつく文法ミス意識しないということ。

国際語の必要性と有用性

もっとも重要なことは、世界中のできるだけ多くの人とのコミュニケーションだ。国際語はそのための「ツール」。だから、文法なんて適当でよい。過去形なんて使わなくてもいい。yesterdayやbeforeという中学生レベルの単語をしっていれば、「意味が通じる」=「コミュニケーション」がとれる。日本語を話せない人とコミュニケーションとれることがいったいどれほど有用なのか?それを有用だと感じない場合は、国際語を学ぶ必要はない。

国際語の必要レベル

国際語とはいえ、必要とされる能力オーソドックスだ。国際語習得に必要な能力は、

  • 聞き取り
  • 話し
  • 読み

この三つである。しかし、その要求レベルは驚くほど低い。TOEIC700点なんていらない。英検3級すらいらない。どれほどの能力が必要か。

  • 聞き取り

一度で全く聞き取れなくてもよい。PardonとSorryの二語を覚えておけばいい。それを繰り返す。

  • 話し

文章を作る必要はない。Soccer, do you?でよい。それがサッカーをするのか、サッカーをみることなのか、それは後から付け足せばよい。WatchとかPlayとか言えばよい。

  • 読み

上の二つは幼稚園レベルだが、読みだけは高度なレベルが必須である。英字新聞辞書片手に読める程度の能力が必要だ。なぜなら、どうしても通じない場合、文章で説明する必要があるから。

再度いうが、これは英語ではない。国際語だ。そんな英語じゃ通じない。と言う人。正しい。そんな「英語」じゃ通じない。しかし国際語であるならば、通じる。相手が英語認識するか、国際語と認識するか、その違いで通じる通じないが決まる。

想像してほしい、日本語が通じない人とコミュニケーションをとることが目的である状況と、国際学会ですらすらと英語発表質疑応答する状況と、あなたはどちらの状況にでくわす可能性が高いか?希有な後者のために英語勉強するよりも、前者のために、簡単にみにつく国際語をトレーニングしたほうがいいではないか。

こちらが国際語を用いれば、相手も国際語だと認識する。文法上のささいなミスを指摘することはない。

国際語の問題点

もちろんたくさんの問題点がある。

それでも通じない場合がある

かしこれは、相手も英語もしくは国際語のレベルが低いことが要因である。

嫌な顔をされる、冷たくされる。

かしこれは、相手の性格の問題である。そういう人間とはこちらが英語ぺらぺらでもどこかでトラブルが発生する

だまされる、誤解される

これも、言葉の問題ではない。むしろ国際語を用いて頻繁にコミュニケートしたほうが、少しだけの英語よりも遥かにだまされたり誤解される危険性は減る。

そうはいってもどうやって習得するのか?

まず重要なことは、国際語は英語と違うということをしっかり認識すること。文法や単語の間違いを恐れない。まず使う。日本語が出来ない人と、コミュニケートする。都会に住んでいれば、どこかでみかけるでしょう。アジア風ではない容姿の人々。話しかけよう。Hiといえばいい。そこから習得が始まる。仕事相手に外国人がいたらもっとチャンスだ。学校外国人先生がいてもチャンス。いくらでも機会はある。それを利用するかしないか、、、それだけで、あなたの可能性が大きくなったり、小さくなったりする。

国際語を学んだ後、、、

国際語を学べば、外国人アレルギーが減る。海外にいっても気軽に話しかけられる。楽しめる。そして、相手の反応から、あらたな単語、語彙を、リアルに感じる。教科書の説明ではない、日本語では説明できない、生の言葉を学ぶことができる。話す言葉が増える。単語だけだったのが、文章になる。一文が複数文になる。話すスピードが速くなる。。。。ある日、友達に言われる「どうやったら、そんなに英語がぺらぺらになるの?」

  • これすごいわかるし、いいこと書いてると思う。 英語なんて実はかなり間違ってても通じるし、そんなこと気にしなくてもいいんだよね。 目的はあくまでもコミュニケーションであって...

  • 中学校英語くらいで文法はどうにかなる。 英語ではなく国際語ということであるから、複雑な言い回しは不要か。 英語ってな、同じ動詞に前置詞が付くと違う意味になったりするという...

  • これは思うなあ。中国行って中国人と話してると、彼らはほんと日本語しゃべれる人が多いんだよね。一つはそれで儲かると思った連中がせっせと勉強したってのもあると思うけど、もう...

  • beerとwhere is the restroom?とHelloとGoodとOhとSorry, Excuse meくらいがとっさに出れば困らない。 下手くそでも一所懸命話してると聞いてくれる人が多い(特に相手も海外に行って言葉の壁にぶち当...

  • http://anond.hatelabo.jp/20080824093755 この話に納得するおれと、 http://anond.hatelabo.jp/20080824041507 この話に納得するおれがいる。 思うに前者的な方法によって能力を身につけようとする場合はとに...

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