2008-08-10

英字新聞だけが伝える、インドでの代理出産を選んだ医師の名前とかいろいろ

インドでの代理出産の話(1)

インドでの代理出産の話(2)

を読んで、実名が国内の報道では出ていないようだと知った。

英字新聞のThe Japan Timesには9日、10日とこの件が実名入りで報道されている。

報道されている事実を見ていこう。

■9日付けのThe Japan Times(AFP-時事通信)より

このインドで生まれた女児の名前は「Manji Yamada」。そして父親の名前は「Ikufumi Yamada」。Manjiは7月25日に生まれた生後14日の女の子、Ikufumiは45歳の男性インドメディアはIkufumiが東京の外科医であると伝えているという。

Manjiはパスポートがないとインドを出国できない。しかし国籍をどうするかという問題がインド日本間で解決されていないためにパスポートが発行されない。ここにIkufumiが抱える問題がある。

インド法律では、未婚の男性女の子を養子にもらうことができない(理由は不明。犯罪等を防ぐためなのだろうか)。そもそも、インドでは代理出産に関する法律がない。ただ、代理出産ビジネスインドでブームになっている。インドメディアは、この問題が解決されないとManjiが「First surrogate orphan」(初の代理出産孤児)になると伝えているという。

ManjiはIkufumiの母やIkufumiのインド人の友人が面倒を見ている状態だ。

■10日付けのThe Japan Times(AFP-時事通信)より

現地時間9日、出生証明書がManjiに発行された。これでIkufumiと戸籍がつながる道が見えたと、担当医師は話している。出生証明書の父親欄はIkufumi、母親欄は空欄。「インド政府の基本方針に従えば、Manjiに旅行書類を発行するだろう。あとは日本政府が動揺のことをするかどうかにかかっている」と担当医師のSanjay Aryaは話している。

代理母インド人。卵子提供者もインド人だと言われているようだが、明らかにされていない。

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