■すりーたいむず
三度ご飯を食べて、その三度に必ずついてくるものはお茶か、コーラか。
紅茶を飲みたいのに紅茶の葉が無い。
香ばしさと無縁の世界に居て、いつも思うのは、
私の食卓になぜ、ティーセットが無いのかということだ。
三度の飯とはよくいったもので、昼を過ぎてなお、私の前にあるのは一度目の飯だ。
こうなるともはやブランチでさえ無い。
規則正しさと無縁の世界に居て、いつも思うのは、
私の食卓になぜ、ソースと醤油が無いのかということだ。
三度あろうとなかろうと、私の手には飲みかけのペットボトルがある。
どんなに振ったところで、中身が増えることは無い。
この閉ざされた容器の中を見て、いつも思うのは、
私はなぜ、魔法使いではないのかということだ。
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