2007-06-05

「『あまえる』ということについて」を読んでを読んでを読んで

anond:20070605222236

さきちゃんはもう他人を許すことを知っているのだから、生きづらくなったりはしないでしょう。

弱い大人が勝手に自分を投影して心配してるだけでは。

それはかえって彼女に対して失礼な気がします。

> 子ども投影される母親の心

> http://d.hatena.ne.jp/aozora21/20070517/1179410983

私は、この人の指摘はピントが外れてると思いました。

お前、投影って言いたいだけちゃうんか、と。

奇跡詩人・日木流奈ちゃんの例でこういう話を持ち出すなら妥当ですけどね。

例の作文を全文読んでみると、母親は客体化された存在として登場しています。

同一視はされていません。

母親の言うことに「ちがう」と疑問を抱いて、それを自分なりに消化したプロセスがあの作文で書かれているのだから。

もちろん子供母親の影響をまったく受けないことは有り得ないでしょうが、母親が「この子がそういっていました」と語っているわけではなく、本人が書いた作文に対してこのような指摘をするのは的外れに感じました。

母親自身が代筆したと主張するのなら、それはそれでおかしな話です。もしあなたが代筆するとしたらあんな文章を書きますか?といいたい)

私もあの作文にまつわるトラックバック等を見て回りましたが、この人も含めて懐疑的なコメントをしてる人はほぼ全員、元の作文を読もうとすらしてないのが印象的でした。

ということは、そういう人たちは真実に興味があるわけではないということですよね。

単純に自分たちの世界観にあんなに聡明で達者な文章を書く小2は存在してはいけないから、脊髄反射的に反応しているだけ。

さきちゃんを「達観しすぎて気持ち悪い」等と言っている人たちもそう。

言ってしまえば「子供の分際で」と思っているということです。

こういうのをエイジズムというと思うんですが・・・。

仮に「子供」を「黒人」に置き換えたとしたら、とてもじゃないけど許される発言ではないですよね。

根拠のない決めつけで、存在すら認めようとしないなんて。

こういう大人たちがもっとも子供の心を傷つけ、圧殺するものなのに、本人たちは気づいていないんでしょうね。

それこそ「気持ち悪い」。

トラックバックさせていただいた増田の方の話から多少ずれましたが、興味深かったので。長文すみません。

(追記)ここで批判したご本人からブックマークされたようですが、そのコメントもまた脊髄反射的でピントが外れていて、思わず苦笑してしまいした。

追いつめてしまうような私の書き方も悪かったかもしれませんね。

あなたのような偏見をお持ちの方は少なくないと思っていますので、個人攻撃をしたいわけではありません。

今一度、ご自身の考えの根拠を確かめていただけると幸いに思います。

(追記)http://d.hatena.ne.jp/aozora21/20070608/1181266003

ご本人からさらに予想を超えて的外れな反論(というよりは脊髄反射レスですね)をいただき、微笑ましい限りです。

妄想タグをつけている、という主張にはなんとも・・・(笑)

母親の意識が投影」「欲望は他者の欲望である」等のフレーズの使い方がいかにも付け焼き刃的でピントが外れていらっしゃるので、それを根拠に何かを論じられても苦笑するよりほかにありません。

例の作文だけでなく、こういった聞きかじりのフレーズも、原典もお読みになって意味を確かめてみることをおすすめします。

まずは「投影」の意味や用法を正しくご理解ください。

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