2007-01-31

http://anond.hatelabo.jp/20070131003819

この事件は、ブログ炎上に近いものを感じないこともない。野党は、いい糾弾先が(またもや)現れたと思い、ほくそ笑んでいるかもしれない。

一方で、なんで政治家ってときおりこのような大チョンボな舌禍を起こすのだろう、とも思う。「女は子供を産むための道具」というもはや手垢まみれのNGフレーズを思い起こさせる表現を使いますか?センセイ、センセイと呼ばれて常識を見失ってしまうのか、もともとそういう思想の持ち主なのか、それとも本当に単なる言い間違いなのか、と邪推したくなる。これらは、政治家についての一般論なのだけれど、今回はいかんせん柳沢氏が厚労相だったのが、致命的だった。絶対に押してはいけないスイッチ押してしまった感がある。それは、一挙に人間性や当該の省の大臣としての資質を疑われるスイッチだったと思う(さらにはジェンダー論者や女性議員をたった一押しで敵に回し、大衆のヒステリーを喚起させるスイッチ)。

女性子ども産む機械柳沢厚労相少子化巡り発言

朝日新聞2007年01月28日00時33分

柳沢厚生労働相が27日、松江市で開かれた自民県議の後援会の集会で、女性子どもを産む機械や装置に例えた発言をしていたことが分かった。

集会に出席した複数の関係者によると、柳沢厚労相年金や福祉、医療の展望について約30分間講演。その中で少子化問題についてふれた際、「機械と言って申し訳ないけど」「機械と言ってごめんなさいね」などの言葉を入れながら、「15~50歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は決まっているから、あとは一人頭で頑張ってもらうしかない」などと述べたという。

会場では発言について異論はなく、主催者からの訂正などもなかったという。

柳沢氏のボキャ貧が舌禍を招いたのだろうか。ようは、「産めよ増やせよ」と言いたかったのか?そうだとしても、無責任な発言だね。

今回の問題の本質は、舌禍をきっかけとして、柳沢氏の厚労相としての少子化問題に対する考え方のまずさ・ぬるさが露見してしまった点だろうね。

たしかに、就任が報道されたときに、なんで金融屋が厚労相になるのだろうと思ったものだ。

それはそれとして、Wikipedia柳沢氏の項目の内容、所詮Wikipediaなのかー。俗っぽい。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%B3%E6%BE%A4%E4%BC%AF%E5%A4%AB

記事への反応 -
  • 今回の女性は機械だって発言は確かに酷い。ちょっとでも考えればそんなことを言えば反感を買うことくらいわかるだろ。と言いたくもなるけれど、どちらかと言うとそれに対する周りの...

    • この事件は、ブログの炎上に近いものを感じないこともない。野党は、いい糾弾先が(またもや)現れたと思い、ほくそ笑んでいるかもしれない。 一方で、なんで政治家ってときおりこ...

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