2024-04-13

こういう文章を書く仕事を単に翻訳と呼んでいていいんだろうか?

つの指輪は、空の下なるエルフの王に、

 七つの指輪は、岩の館のドワーフの君に、

九つは、死すべき運命の人の子に、

 一つは、暗き御座の冥王のため、

影横たわるモルドールの国に。

 一つの指輪は、すべてを統べ、

 一つの指輪は、すべてを見つけ、

 一つの指輪は、すべてを捕えて、

  くらやみのなかにつなぎとめる。

影横たわるモルドールの国に。

果たして翻訳AIが、こんな文章を書けるようになる時が来るんだろうか?

そんなふうな物事の捉え方に気づくと、翻訳家というものを舐めていた自分を知る。

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