2020-06-06

[]マクラ

macramé。何本かの細紐や糸などを手で結び、幾何学的な模様をつくる手芸一種アラビアラクダの背につける麻袋の房結びから発達したとされ、アラビア語のミクラマ(組紐)あるいはムクラム(格子編)、トルコ語マクラマ(タオル)に由来する。その技術ムーア人により中東からスペインへ、そして十字軍によりイタリアへと伝わり、寺院の装飾品や僧服の房飾などに用いられた。 伝わった時代を考えると、トルコ語説はちょっと怪しいかも。オスマン帝国の全盛期からちょっとずれるし。

今でも、細い糸による場合衣服の装飾ショールなどに、太い糸はテーブル掛けやカーテンなどの縁飾りとして用いられる。丈夫な糸を使えば用いてバッグ類も作れるし、ベルトにも用いられる。名称こそ異なるが、日本でも古くから馬の鞍敷や縄のれんなどにその手法が用いられていた。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん