正直、マスターキートンは大好きだし、パイナップルアーミーも大好きだ。
だけどさあ、MONSTERの「本当の恐怖」は……ないよね……。怖いか……?
猟奇殺人や死亡事件に興味を持つ程度の好奇心があれば、アレ、ダメだと思うだろー……。
多重人格探偵サイコもそうだったけど、演出過剰で覚める。映画セブンですら犯人の恐ろしさの描写に苦労の臭わせてるというのに。
あのね、琵琶法師っているでしょ。既に答えは出てんのよ。彼らは自分たちが出しゃばっちゃ、物語りの面白みは半減するってことを。自分は黒子だってことを。
「本は月に10冊は読むね」と誇らしげに語るコンサルが谷崎潤一郎も読んだことがないことがままある。そういうやつらは大体MONSTERを読んで「めっちゃ面白かった」などと言う。
浦沢にも聞いて欲しいんだが、もう少し他の作品も見ましょうね……。
自分の読書量や質をアクセサリーにする程度なら可愛いけど、メリケンサックにするのはどうかと思うわ