2019-01-13

[]以津真天

「いつまで」と読む。

太平記に書かれた怪鳥で、紫宸殿屋根の上で「いつまでもいつまでも」と鳴いていた。

射落としてみると、頭は人間のよう、体は蛇のようで、翼長は5mもあったという。

それを江戸時代絵師鳥山石燕が「以津真天」と名付けて描いたことで広まった。

疫病が流行したときに出現したと書かれているため、疫病で死んだ人間が鳥に変じて「いつまで私の死体を放っておくのか」と鳴いていたのだ、と説明されることもある。

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