2016-10-07

博士号持ちにしかからないジョーク

 ある日、無限人の数学者がバーに入店した。

 バーテンダーはこんな大勢の客を相手にしたことがなかったので、

「はたしてうちにある酒で全員分足りるだろうか」と不安になった。


 とりあえず、おずおずと「何をお持ちしましょうか?」とたずねると、

 一人目の数学者は、「ビールを一杯の半分だけいただこう」と言った。

 二人目の数学者は、「ビールを四分の一杯いただこう」と言った。

 三人目の数学者は、「ビール八分の一杯いただこう」と言った。

 四人目の数学者は、「ビールを十六分の一杯いただこう」」と言った。

 五人目の数学者は、「ビールを三十二分の……」


 なおも注文をつづけようとする数学者たちをバーテンダーは呆れ顔で制し、ビールを一杯ぶんなみなみ注いで彼らの前に突き出した。

「何事にもリミットというものがあるでしょうが

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