2016-01-29

カニバリズム世界

現代日本では、人がなくなったら火葬して遺骨を墓に埋めるが、カニバリズム世界では、人がなくなったらまず臓器移植可能かどうかの検査が行われる。これは無償だ。国から金が出る。そのかわり、国民臓器移植拒否はできない。検体と相性の良い患者がいれば移植される。次に、へんな病原菌を持っていないかを検査する。そして市場人肉として出荷される。これは、亡くなった人の志をみな喰って繁栄していこうぞ、という思想からだ。無論、富裕層であれば市場への出荷をせず、買い取ることはできるが、倍以上の値段を支払わなければならない。墓石を購入する必要もないし、魂はこうして脈々と様々な人達に受け継がれて行く。経済的だし、老後の葬儀代など気にせず、目一杯経済投資することができるため、どんどんと発展していくのだった。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん