2016-01-01

寝正月、布団の中より

実家で迎えたお正月

時計はすでにお昼の12時、

はいまだに布団の中。

さっきぼんやり目を覚まして

そのまま瞳を瞑っていたら

祖母がよいしょ、よいしょなんて

言いながら階段を登ってきて

まだ寝てるのー?

もう、お昼だよー。

と、言いながら部屋に入ってきた。

あー、布団を剥がされて、

お尻を叩かれて、

ベッドから引きずり落とされる、

と、覚悟しながら

それでも目を瞑っていたら、

祖母は、まあ、寝てなさい。と

布団を数回優しく叩いて

寝なさい、寝なさーいと

歌いながら戻っていった。

どんな手段を使ってでも

私を叩き起こしてきたあの祖母が

私に、寝てなさい、という日が

来るなんて信じられない。

あーあ。

私、鬱病なんだなあー。

みんな優しくて、うれしくて、

とても悲しい。

年賀状が届くまで、もう少し、眠ります

来年のお正月は、きっと、ちゃんと起きるから

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