結果論的に大成果をどれだけあげていても、リスキーな行動を取る行員、
さらには和を乱す一方で自分のシンパ(つまりは派閥)を作り上げてしまう行員、
そういった者には高い評価を与えないという方針は銀行経営者として有能。
しかも、そのことを目立った形で行わせた上に、見せしめとして使って知らしめるやり方。
「異動(出向)を受けてね」というのはそういった見せしめ役も含めて受けてということだろうし、
受ける側もそれは感じているだろう。辞令を受けて欲しいという発言は下手すると慇懃な態度に見えたけど、
そういったことも含めた上での本心だと思う。
そして、出向先で成果をあげるとともに「銀行員」らしくなったら呼び戻すことで、
出向者に希望を持たせ腐らせないための広告塔としてさらに使おうという狙いもあろう。
徹頭徹尾、銀行の経営を中心に動いた。最後に裏切った、という話ではない。
欣也様、マジ有能。