「首輪に仕込まれたメモリーカードには、『ソースコード』と呼ばれる遠隔操作ウイルスのプログラムが記録されていた」
この文は二通りに読むことができる。ひとつは
「『ソースコード』と呼ばれる、遠隔操作ウイルスのプログラム」
「『ソースコード』と呼ばれる、遠隔操作ウイルスのプログラム」
と読点を補って「ソースコード=プログラム」と読む、二通りである。
まずこの読み取り方の時点で議論を呼んだ。前者の読み方で受け取り、記事の執筆者がIT用語を理解できていないとして「ソースコードは危険!!(笑)」と朝日新聞の揚げ足を取る人たちである。原文を改変して誤読を煽っているツイートやスレタイもある。
次に、この書き方でも十分「ソースコード=プログラム」と読めると主張する人も現れる(記事の執筆者はこの読み方を予想したのだろう)。この人達は記事をひと通りにしか読めない前者をバカにしている。
ソースコードも広義のプログラムなのでこの書き方で合っているとする派、ソースコードはプログラムではないと厳密な定義を主張する派。
この人達の議論は「ソースコード=ウイルス」としか読めない人たちには通じないので流されてしまっている。
このように異なる読み方ができる文を書いた朝日新聞は擁護できないが、議論が錯綜しそうなので整理した。
「遠隔操作ウイルスのソースコードが記録されていた」ならこんなに紛糾しなかったのに、新聞記者の日本語能力に疑問を持たざるを得ないな。
どうせ「ソースコードってなんだ日本語で説明しろ」っていう人達のほうが多数派でしょ
てか、マジレスすると デスク(ド文系)「おい、hogehoge!あの遠隔操作ウィルスの記事どうなった!」 hogehoge(ド文系)「今書いてます!なんかソース?コード?っていうのが見つかったみ...