2012-09-17

毎年ジャンボ宝くじを1枚だけ買って、1等を4年間当て続けるという奇跡

ある所に囚人No.1No.100が別々の牢獄にいました。

このうち99人は翌日には死刑で、1人は無罪であるという判決が下されました。

しかし、100人とも自分死ぬ確率が100分の99であることしか知りません。

ここで、囚人No.1は考えました。

看守に「No.2~100のうち、少なくとも98人は必ず死刑になっているはずだ、だから死刑になる98人が誰なのか教えてくれ」と頼みました。

看守は別に構わないだろうと思い、No.2~99だと答えました。

すると、No.1は、「これで自分死刑になる確率が2分の1になった」と喜びました。

しばらくして、No.1と看守のやりとりを知らないNo.2は看守にこう聞きました。

No.1とNo.3~100のうち、少なくとも98人は必ず死刑になっているはずだ、だから死刑になる98人が誰なのか教えてくれ」

看守は言いました。「No.1とNo.3~No.99だ」

すると、No.2は、「これで自分死刑になる確率が2分の1になった」と喜びました。

しばらくして、No.1と看守のやりとりも、No.2と看守のやりとりも知らないNo.3は看守に(ry



しばらくして、他の囚人と看守のやりとりを知らないNo.100は看守にこう聞きました。

No.1~99のうち、少なくとも98人は必ず死刑になっているはずだ、だから死刑になる98人が誰なのか教えてくれ」

看守は言いました。「No.1No.98だ」

すると、No.100は、「これで自分死刑になる確率が2分の1になった」と喜びました。

翌日。

自分は1/2の確率で助かる」と思っていた囚人のうち99人は処刑され、たった1人が無事でした。

ここに

(1/2)の99乗

≒1.5×10マイナス30乗

≒0.0000000000000000000000000015

≒毎年ジャンボ宝くじを1枚だけ買って、1等(0.0000001)を4年間当て続けるという奇跡

が起こったのです。

  • ちょっと待って! それ、個別の囚人の視点からすれば1/2を一回引き当てただけだし、 看守の視点からすれば、1/100の試行を100回やって一回当たっただけじゃないの?

  • 囚人No.1~No.99から見れば、自身が死刑の確率は99/100のまま、No.100が死刑の確率が1/100になっている。 囚人No.100から見れば、自身が死刑の確率は99/100のまま、No.99が死刑の確率が1/100になっ...

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