このうち99人は翌日には死刑で、1人は無罪であるという判決が下されました。
しかし、100人とも自分の死ぬ確率が100分の99であることしか知りません。
看守に「No.2~100のうち、少なくとも98人は必ず死刑になっているはずだ、だから、死刑になる98人が誰なのか教えてくれ」と頼みました。
看守は別に構わないだろうと思い、No.2~99だと答えました。
すると、No.1は、「これで自分が死刑になる確率が2分の1になった」と喜びました。
しばらくして、No.1と看守のやりとりを知らないNo.2は看守にこう聞きました。
「No.1とNo.3~100のうち、少なくとも98人は必ず死刑になっているはずだ、だから、死刑になる98人が誰なのか教えてくれ」
すると、No.2は、「これで自分が死刑になる確率が2分の1になった」と喜びました。
しばらくして、No.1と看守のやりとりも、No.2と看守のやりとりも知らないNo.3は看守に(ry
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しばらくして、他の囚人と看守のやりとりを知らないNo.100は看守にこう聞きました。
「No.1~99のうち、少なくとも98人は必ず死刑になっているはずだ、だから、死刑になる98人が誰なのか教えてくれ」
すると、No.100は、「これで自分が死刑になる確率が2分の1になった」と喜びました。
翌日。
「自分は1/2の確率で助かる」と思っていた囚人のうち99人は処刑され、たった1人が無事でした。
ここに
(1/2)の99乗
≒0.0000000000000000000000000015
≒毎年ジャンボ宝くじを1枚だけ買って、1等(0.0000001)を4年間当て続けるという奇跡
が起こったのです。
ちょっと待って! それ、個別の囚人の視点からすれば1/2を一回引き当てただけだし、 看守の視点からすれば、1/100の試行を100回やって一回当たっただけじゃないの?
囚人No.1~No.99から見れば、自身が死刑の確率は99/100のまま、No.100が死刑の確率が1/100になっている。 囚人No.100から見れば、自身が死刑の確率は99/100のまま、No.99が死刑の確率が1/100になっ...