何年か前、WinnyとかShareとかの利用者が逮捕された時、何故か2chあたりでは「残ったBittorrentが一番安全だ」、みたいな空気が支配的だった。
そしてBittorrentの利用者が逮捕された時に、少なからず動揺するような書き込みを見かけた。
でも確かあれ(Bittorrent)って、匿名性とか全く無い仕組みだよね?どのIPがファイル持ってるかリアルタイムで丸わかりでしょ?
なんであれを使ってれば安全(逮捕されない)、みたいな事になってたの?
http://anond.hatelabo.jp/20120813233040
まあそんなもんか。
ただ、それでも説明出来ない事もあったんだよ。
ある日、あるファイル(勿論海賊版)がShareに流出が確認されたんだけれども、何故かWinnyにもそのファイルを輸入しろ(アップロードしろ)という書き込みが頻繁にあった。
書き込んでる奴はそのファイルをどうしてもダウンロードしたかったらしい。
俺は好奇心から、「Shareに流出してるのが分かってるのなら、Shareでダウンロードすればいいんじゃないのか?」と書き込んだが、何故か完全に無視された。
知らない人のために説明すると、ShareとWinnyは大まかな使い方が似通っていて、どちらもハッシュ値を登録すると、そのハッシュ値に対応するファイルだけを狙い撃ちでダウンロードすることが出来る。なので、「Winnyの使い方は知っているけど、Shareの使い方は全く分からない」という状況は、まずあり得ないと言っていい。
よって、Shareでファイルが流出している(そのファイルのハッシュ値やファイル名などが2chのスレッドに書き込まれている)のを知っていて、Winnyでは流出が未確認で、そのファイルが今すぐ欲しいのであれば、やる事は「Shareをインストールして欲しいファイルのハッシュ値を登録しダウンロードが完了するのを待つ」以外に無いはずなのに、何故かWinnyでダウンロードする事に異様に拘る書き込みをよく見かけた。
これは何故だろう?
利用者の大部分は、仕組みなんてわかってないと思う。