2010-03-26

働かざる者食うべからず

痛いニュース(ノ∀`):「月8万円」を国が無条件支給、所得税45%で財源確保 「ベーシック・インカム」に賛否両論』(http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1445561.html)を見てたんだけど、

働かざる者食うべからず

「金が欲しければ働け」(…よって、ニートに金を支給するなんてとんでもない)

というようなことを金科玉条のように言ってる人が予想以上に多い。すごい。(挙げ句の果てには「強制労働させろ」とか…)

まあ、ざっくりした倫理観という意味ではわかるし、自分自身もそんなように教えられてきたわけだけど、

こういう主張してる人の「働く」ってどういうものを指してるんだろう?

どうも「汗水垂らして…」みたいなイメージしかないような気がするんだけど、そういうイメージだと富裕層不労所得のたぐいはまったく外れるよね。例えば不動産賃貸収入とか、有価証券の配当とか。この国は資本主義だから金を持ってるところには自然に金が集まってくるわけで。

さらにいうと、生業としての市場取引とか、一般的には頭脳労働だけどそれを「マネーゲーム」と呼んでまともな労働とみなさない人がけっこういるよね。

なのに、この件に関してはニート(金を持たない人)ばかり犯罪者のように非難を受ける。金を持って生まれるかどうかなんて選べないのにさ。

結局のところ、「働かざる者食うべからず」っていうのは家庭や学校で標語のように用いるなら意味があるけど、それをベーシックインカムのような国家レベルの政策議論のときに持ち出すのは不適切だよ。

ところで、良くも悪くもここまで浸透しちゃってる「働かざる者食うべからず」って、出典は何だろ?

  • 制度そのものの是非はともかく、民主の場合は単に票集めのためにバラマキたいだけなのが問題。

    • 制度そのものの是非はともかく、民主の場合は単に票集めのためにバラマキたいだけなのが問題。 票集めだろうがなんだろうが、制度が良ければいい。 公明党がベーシック・インカ...

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