2010-02-13

つまらない(と思った)発言に対して、「つまらない」と言って場を冷めさせる文化

人間には2種類あって、場を盛り上げようとする人間とそうでない人間の2つだ。

場を盛り上げるという発想の欠けた人間がたくさんいると、その場は本当につまらないものになってしまう。

一番よく見かける例が、「つまらない」と発言して場を冷めさせてしまっている光景である。

つまらないと思ったことに対して「つまらん」と発言したら、余計につまらない場の雰囲気になるのが分かっていない。

つまらない発言を止めさせたい気持ちは分かるんだが、それならば、「良い手本」を

見せることで、つまらない発言を封じるほうがスマートなやり方ではないのか?

次のような経験は、きっと誰でもあるだろう。

自分が面白くない発言してしまったあとに、面白い返しをされた経験

このとき、「自分が冷めさせた場を救ってくれて嬉しい」という気持ちと同時に、

「もう無理にウケを狙うのは止めよう」「空気読もう」と反省するはず。

つまらない発言者自重すれば、場が冷めることもなくなって、みんなにとってプラスになる。

だから、「つまらない発言には、面白い返しを」という原則がもっと人々に浸透すべきなのだ。

このあたりのことは、関西人であれば比較的理解している。

関西であれば、くだらないギャグを誰かが言っても、その場に1人はそれを

拾って笑いに転換させられる人物がいることが多い。

たとえ、みんなが「つまんね」「つまんね」って言っていても、

1人でもそういう人がいれば、場の空気は暖かくなる。

そういうエンターテイナー精神を持った人が、関西には比較的多い。

ところが、日本全体として見た場合には、排他思想が色濃いので、

つまらない人間やおかしな人間は袋だたきにするところがある。

外国人なんかに言わせれば、「日本人は固すぎる。なんでも縛りすぎている」ということになる。

つまらなさを笑いに転換する発想に乏しい、つまらないものを見たら叩く文化

しかし、日本がそういう文化だからこそ、笑いに転換する発想を持った少数の人間が、

人気を集めることができるし、信頼されるし、モテるし、親しまれる。

まず日常から、つまらなさを笑いに変える努力をしてみては如何だろう。

  • 全面的に同意。 かつて、自分のサイトの掲示板では同様の事をお願いしていた。(今はもう閉鎖してる)   しばしば反発され、その時に言われたのが 「ツマンネーものをツマンネーと言...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん