2010-02-01

日本の電力スマートメーター構想への隠れた障壁

  リアルタイムで検針を行い、逆に家庭内の電力使用をコントロールする

  「スマートメーター構想」がある。

  実は、関係者によれば、この構想の障害となるのは、技術的な問題ではないらしい。

  「技術的には、さほど難しくない」。

  この構想に立ちはだかるのは、

  ①スマートメーターにすると、「検針」が不要になるので、検針員の雇用問題に発展する。

  ②スマートメーターにすると、現状では検針作業時に投函している「利用量のお知らせ」の

   取扱いが課題となる。

   スマートメーターなのだから「ネットで告知すればいい」のであり、それは簡単なのだが、

   「ネットを使えない高齢者には、どう告知すればいいのか?」という問題が残る。

   そうすると、「高齢者宛に郵便で告知すればいい」となるのだが、

   実は「郵券代が、検針員が投函するコストよりはるかに高額」なのだそうだ。

   実はスマートメーター、スマートグリッドの「障害」は、高齢化社会だった、というオチ。

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