http://jibun.atmarkit.co.jp/ljibun01/cs/200909/02/01.html
日本の古くからの大企業は、法務部門が充実している。そして、この不況のおり、間接部門も暇を持て余していて、さらに不況感というのは、企業内の統制を高めるのにもってこいのチャンス、らしい。
ブログを書いているとだね、法務は仔細にチェックしていたりする。キチガイに絡まれたりすると、勤務と関係ない問題でも勤務先を調べ上げてクレーム電話の日々、というのはたまにある。職場になんかかかってこないよ。代表電話経由で本社のその手のところにかけてくる。法務からの問い合わせには、まぁ、「キチガイですよね、分かってますよ」的な感じが入っていたが、しかし、なんでその件と関係ないこんなことまで調べてあるの、的な情報も同時に含まれていたりした。面倒くさいことに巻き込まれたという顔の上司からは、ブログの閉鎖を非公式に打診された。私的な活動だから断った。むこうも公式に閉鎖しろとは言えない。
こいつは分かっている!というレベルの技術ネタを日々開陳なぞしていたら、転職の声がかかるより先に、技術漏洩という難癖をつけられて懲戒されかねない。公知の公開情報だって安全じゃないんだ。内部チェックを経ていないというプロセスが問題にされるから。下手したら輸出管理の問題にすらされかねない。守っている奴がどれだけいるか知らないが、社外の技術系MLへの read only でない参加は、参加者名簿を提出して輸出管理のキャッチオール規制のチェックを依頼して許可が出てから参加というのが公式ルールだという話すらある。そんな状況で、技術ネタなんぞ、もうブログでは書けない。私的にOSSの活動に首突っ込むのも辞めたよ。