ロードオブザリングに映画よりも長いバージョンのDVDがあるのを知って最近また見ました。
その際おかしいなと思う点が幾つかあったのですが、一つだけあまりにも理解出来ない事があるのでお聞きします。
最大の謎
「なぜガンダルフは指輪を火山に運ぶ際、コンドルの背に乗って自分で持っていかなかったのか?」
仮説1の否定 ガンダルフは敏感肌なのか、確かに直接指輪に触れることは出来ない様子だった。しかし、封筒に入れた状態でなら問題なく持っていた。それなら封筒に入れた後バッグに入れて持っていけばいいだけである。また、長時間近くにいることも出来ないのではないかという考えも、指輪を持つフロドの間近で長期間徒歩の旅をしていることから否定される。
仮説2 空から行くと空の魔物に襲われるため。
仮説2の否定 映画では空の魔物はサルマンの偵察鳥と、サウロンの竜が出てきた。しかしガンダルフは偵察鳥の拠点であるサルマンの塔からコンドルに乗ってエルフの国まで逃亡していることから、偵察鳥ではコンドルを妨害することは不可能であることが分かる。また、竜に対しては杖を光らせて追い払えることが作品中で示されている。
仮説3 火山のある土地の大気には、コンドルが近づけない何かがある。
仮説3の否定 火山の噴火している最中に火山の地表まで接近している様子が作品中に描かれている。
仮説4の否定 それならば指輪を持たせたフロドも一緒に乗せればいい。一匹では一人しか運べないとしても、コンドルは何匹も居る。
他にも小さな理由は幾つか思いつきますが、わざわざ、戦闘経験も冒険経験も無いホビットの若者に持たせて地上を歩いて火山まで行く方法を選ぶほどの理由は思いつきませんでした。別に指輪の運搬や処分方法について難しい条件があるわけではないのだから、普通に飛んでいってバッグごと火口に投げ込んでくればいいのにと思うのですがどうでしょう。なぜ300世代分(1万年ほどですかね)も生きてきた彼が陸路を選択したのでしょう?最初から空路を選択していれば殆ど誰も死なずに済んだでしょうに。
※回答は、ガンダルフがどう考えたのか、の形式でお願いします。
余談ですが、サウロン弱すぎますよね。肉体も指輪もある状態でも、指先をちょっと切られたら即死ですからね。攻撃力もせいぜいトロルくらいだし、打たれ強さは登場キャラクター中最弱と。そんなに脆いなら前線出ないで後方支援に徹すればいいのに。王の剣だって別に特別に良く切れる訳ではなく、オークの鎧も上手くやらなきゃ切れてないですからね。そんな普通の切れ味の剣にあっさりやられるくらいなら、指輪と同じ製法で、火山の火でしか変形しない自分用の鎧を作っておけばよかったのに。
それはそうとして、映画は感動しつつ大いに楽しめました。
9/29追記
謎は解けました。
寄せられた情報によると、あの鳥はガンダルフが魔法で呼ぶのではなく、茶色のラダガストという魔法使いの友人で、ラダガストの気が向いた時だけ助けに来てくれるので、ガンダルフが自由に呼べる訳ではないそうです。それならガンダルフは空路を選べるはずがありませんね。
教えて下さった方、ありがとうございました。
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原作読めば判るよ。
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http://anond.hatelabo.jp/20090928220950 えーと、私が最初に書いた仮説1の否定と仮説4の否定を読んでみて下さないな。
既に他の誰かが言ってるけど、本当は直接力を行使しちゃいけない存在なわけだけど いざやばそうになるとあれこれやっちゃうおせっかい爺ってことで納得いかないのかな。
他の方々も色々書いていますし、 なんだか釣りっぽいような気もしますが、 あえて質問に答えてみますと、 まずガンダルフがコンドル(鷲?)に フロド達を乗せていかなかったのには ...
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http://anond.hatelabo.jp/20090929095050 >ビルボからリングを受け取ってから、数十年リングの影響を受けていない これは映画と原作はまったく異なる設定の部分もあるということですね。 映画...
仮説1だけど。 指輪は、ビルボ・バギンズからフロド・バギンズへ渡される。 映画見てないから解らないけど、仮にガンダルフが(封筒とはいえ)指輪を持つとしても、かなりの短期間...
http://anond.hatelabo.jp/20090929151204 追記したように謎は解けたのですが、その点については仮説4も合わせて読んでみてくださいな。