欲しいと願っていたものをいざ手に入れてみたらうれしくなかった

2009-09-23

彼氏がいるのは女として認められた証だし淋しくないし楽しいし

つーか彼氏欲しいなんて女子の常識だし彼氏いるの当たり前だし

だから告ってきた人が生理的に受け付けないとかじゃなきゃ付き合ってみなよ

付き合ってくうちに好きになるかもじゃんフリーよりましじゃん

恋愛しないで何するの？恋愛より楽しいことなんてないでしょ？

…フツーの家庭に生まれ、フツーの生活をしてきたわたしは幼稚園の時から上にあげた恋愛至上主義の空気に煽られて生きてきた。多くの女性はそうじゃないかと思う。幼稚園児だって、○×ちゃんはカワイイすきとか女子を選り好みするんだぜ。

少女漫画が大好きでこんな風に好かれたらうれしいんだろうなとこっそり夢見ていた中高生時代。

でもかわいくも美人でもオシャレでも社交的でもない自分はいくらがんばっても夢見た恋愛は訪れなかった。恋愛をする友達を横目に、わたしには恋愛する資格がないんだぁと思った。

高校を卒業し、大学進学で家を離れた。必死でメイクを覚えて髪を茶色く染めてオシャレな服を身にまとって武装した。

大学で仲良くなった子とつるんでバイトを始めた。バイト仲間のなかには他大学の男子学生も多数いて自然とグループで遊ぶようになった。夏は花火にバーベキュー、冬は鍋をした。

そのうちにひとりの男子学生から映画に行かないかと誘われて中学生の時に読んだ少女漫画のような絵に描いたデートを繰り返し、付き合うようになった。お定まりのコースを歩み、最終的に別れた。

その後も何度か恋愛をしたが、長続きしなかった。それは一般的な付き合い方をわたし自身は求めてなかったからだ。

恋愛はしたい。人を好きになりたい。けれど好きになっても週に１度どこかに遊びに行ったりするのはおっくうなんだ。家でのんびりしたい。ひんぱんに会わなくていい。その分仕事を頑張ってほしいし、わたしも自分の仕事を磨きたい。

失敗とかいっぱいして今更気付いた。

書いてるうちになにが言いたいかわからなくなってきたけど、何が言いたいかって言うと、世間一般の価値観に惑わされて本当に自分自身はそれが欲しいのかとか幸せなのかを見失ってやしないかということ。

何においても、マジョリティであらずんば人にあらずみたいな空気に苦しめられている人がなんと多いことかと増田を見ていてよく思う。

(ブクマがついた後に追記)

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