2009-06-25

遅ればせながら『闘神都市3』をやってみた。3Dが入っていたりと技術的には進歩しているが、根本的なところでは前世紀から続くアリスソフトらしさがそのまま保たれていたので懐かしさをおぼえた。

この「らしさ」とは何か。人によって答えは違うと思うが、俺にとっては作り手の距離感だ。闘神でもランスでも、作者は作品に陶酔せず消費者にも陶酔させない。目の前の画面はどこかのおっちゃんおばさんたちが作った作り物のポルノなんですよ、と作品自体が主張している。物語への感情移入を断固として拒み、一線を引くよう要求する。だって「ぶるま大使」だよ。どんなに浸っていたところで一瞬で現実に引き戻される。

強姦・陵辱シーンもたくさん出すブランドなのだが、ユーザへの「悪影響」という点では、ある意味泣きゲなんかよりよっぽど無害という気がする。

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