2009-06-12

近藤

この手紙をもって僕の取締役としての最後の仕事とする。

まず、僕の病態を解明するために、茂木健一郎教授による検証をお願いしたい。

以下に、Web2.0についての愚見を述べる。

インターネットはあくまでハイブロウであるという考えは今も変わらない。

しかしながら、現実には僕自身の場合がそうであるように、

ガツンと言ってやった時点で誤読炎上をきたした症例がしばしば見受けられる。

その場合には、サバティカル本社移転を含む処置が必要となるが、

残念ながら、未だ満足のいく成果には至っていない。

これからのWebの飛躍は、将棋観戦にかかっている。

僕は、その一翼を担える数少ない人間であると信じている。

能力を持った者には、それを正しく行使する責務がある。

君にはインターネットの発展に挑んでもらいたい。

遠くない未来に、バカなはてぶのコメントが、

この世からなくなることを信じている。

ひいては、僕の実験を検証の後、研究材料の一石として役立てて欲しい。

「屍は生ける師なり」。

なお、自らWeb2.0 の第一線にある者がインタビュー炎上を阻止できず、

人体実験を停止することを、心より恥じる。

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