2009-04-10

120%と80%の話の中間?

努力厨がはびこれば2020年地球は滅びる。 - orangestarの日記

http://d.hatena.ne.jp/orangestar/20090405/1238941672

■要はやる気がないんでしょ? - ここではないどこか

http://d.hatena.ne.jp/nakamurataisuke/20090407/1239040351

モチベーションなんか自分でどうにかしろ。:島国大和のド畜生

http://dochikushow.blog3.fc2.com/blog-entry-1131.html

■404 Blog Not Found_やる気出すより手足出せ

http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51199665.html

 

80%(またはそれ以下)でやるべきという話と、120%でやるべきっていう話の衝突。

その後「やる気」の話と混ざってスクランブルエッグ…。

 

とりあえず「やる気」の話はさておいて、私としては「80%以下推進派」

自分が成長したいのなら「なおさら120%でやる必要性は無い」と思っている。

さらに邪推すると、120%の話は「社員をコキ使って働かせるためにでっち上げ幻想でしかない」とも思ってる。

 

その理由を、以下の「仕事の話」という前提で書いてみる。

 

120%でやった場合

よくこの話とセットの話として出るのが

>80%に抑えると、次の体感100%の仕事が元の80%にしかならない

だが、本人は「この量で80%と分かっててやっている」のに、なんで「次の体感が目減り」するのか?根拠が全く無い。

 

話を戻そう。

実際に120%でやったとすれば100%をオーバーした分だけ「休養が必要」な事を意味する。

なぜか?人は無理をした分だけ「疲労がたまってしまう」からだ。

「無理をした20%」を回復するにはけっこうな時間がかかるのだが、たいていはそんな休養の余裕も無く次の仕事をやる事になる。

というわけで、120%を続けた場合の状態は以下の通り。

※実際はもっと緩やかですが、分かりやすく値を大げさにしています

 

入力120% → 120%の出力、ただし疲労が20%溜まるため、次の入力が80%となる

入力80%の120% → 96%の出力、ただしさらに疲労が20%溜まるため、次の入力が60%となる

入力60%の120% → 72%の出力、ただしさらに疲労が20%溜まるため、次の入力が40%となる

入力40%の120% → 48%の出力、ただしさらに疲労が20%溜まるため、次の入力が20%となる

入力20%の120% → 24%の出力、ただしさらに疲労が20%溜まるため、次の入力が0%となる

入力0% → 入院・鬱・やる気ナシ・退社…

 

そもそも、こんな余力の無い状態で「何を学んで成長しようと」しているのだろうか?

人間成長するには「整理の時間」が必要だ。

その根拠としては、物事を学ぶ際には人は「その情報を整理しようとする行動」を行わなければいけないから。

それは「予習・復習・記録」の3つ。

※「予習・復習」だけでは詳細を忘れるので「記録」も必要です。

 

結論として120%の話は以下の内容が欠けている。

・「疲労」という概念が入っていない

・成長するために学ぶには「整理の時間」が必要だが、その時間が入っていない

・「80%に抑えると、次の体感100%の仕事が元の80%にしかならない」というのは根拠が無い

 

80%でやった場合

これに対し、80%という事は20%の余力があるという事。

仕事には「予想しなかった事態」なんて日常茶飯事にある物なので、この20%が当てられるというメリットは大きい。

しかも余力があるので後に続く仕事に尾を引かない。

しかし、この80%を嫌う人は「手抜きだ」「これでは成長しない」と言いだす。

 

でも、やり方によっては全然手抜きじゃないし、成長もするんだよね。

それは、余った20%を80%の仕事をそれ以下の%で出来る方法を見つけるための「整理の時間」として使う事。

その状態は以下の通り

※実際はもっと緩やかですが、分かりやすく値を大げさにしています

 

入力80%、整理の時間に20% → 80%の出力、整理の時間に20%を費やしたので、効率が上がる方法を会得する(分かりやすく20%効率が上がった事にしてみる)

入力80%の20%UP、整理の時間に20% → 96%の出力、整理の時間に20%を費やしたので、次の効率が上がる(分かりやすく20%効率が上がった事にしてみる)

入力80%の40%UP、整理の時間に20% → 112%の出力、整理の時間に20%を費やしたので、次の効率が上がる(分かりやすく20%効率が上がった事にしてみる)

入力80%の60%UP、整理の時間に20% → 128%の出力、整理の時間に20%を費やしたので、次の効率が上がる(分かりやすく20%効率が上がった事にしてみる) 

(…以下無理なく延々と続けられる)

 

疲労も無く80%でも成長出来て良い事ずくめだよ?

関係ないけど

なんかURLの表示が変だ。

はてな記法使ってもちゃんと表示されない…これは仕様

http://d.hatena.ne.jp/orangestar/20090405/1238941672

http://d.hatena.ne.jp/nakamurataisuke/20090407/1239040351

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http://anirresponsibleopinion.at.webry.info/200904/article_2.html

に記事を移しました。

  • 概ね増田の意見に賛成。 そもそも努力廚は努力の効果を高く見積もりすぎだ。 で、この時に逆はほぼありえないと思うんだよね。だって、100%も力を出そうとしない人が、120%力を...

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