ものすごくどうでもいい大きなお世話だとは思うんだけど、ソニーはどういう意図でこのCDを出そうと思ったんだろう、と思った。悪い意味とかではなく。
・supercellというクリエイター集団に今後の可能性を感じたから契約した
・単純にインディーズで十分な実績があるので、とりあえずメジャーから一枚出させせばそれは利益が出る程度に売れると思ったからワンショットで契約した
もちろんこれらの要素が複合的に絡み合って今回のリリースになったんだろうけど、色んな意味で今後の展開が気になる。
というのも、そろそろボカロブームというものが成熟期に入って、
『ボーカロイドを極めれば極めるほど、生身のボーカリストには無い新しい魅力が出てくる』季節から、
『ボーカロイドを極めれば極めるほど、結局どこまで行っても生身のボーカリストを越えることは流石にできないという気持ちが湧いてくる』季節に入ってきたと思ったからだ。
このアルバムも素晴らしいアルバムだと感じたけど、極論すれば、きっと生身のシンガーが歌っていればもっと音楽性の高いアルバムになっていたはずだ。
とはいえ今回は初音ミクでないと、ボーカロイドでないと意味が無かったのは判る。それくらいは自分も理解しているつもりだけど。
だけど、この先はどうするんだろう?
きっと今回のアルバムは十分にソニーに利益をもたらす程度の売り上げを出すだろうけど、その次というのはどうなるんだろう。
またこれだけのクリエイター集団を擁しながら、『次もボーカロイドでヨロシク』となるのか『次はボーカリスト使わないか?』となるのか。
それとも今回はご祝儀的に売れたけどどうせ次はそんな売れないしもういいよ、同人に帰りなさいってなるのか。
多分どの道をたどっても実は厳しい道だと思うけど、それがどうなるのかは物凄く興味がある。
売る方からしたら、「ボーカロイド」って「楽器」じゃなくてあくまで「アイドル」みたいなもんだろ。 「アイドル」の歌が上手かろうが下手だろうが、売れればいいだけで、ボーカロ...
ホント大きなお世話だな。 ごちゃごちゃ言ってねえでCDをゴミ箱に投げ込んで寝ろ