2008-12-24

オラの村にはパーティーが無え。

Hardcore technorch / 自分語り135 - 「超ライトオタク」ゆっくりした結果

http://www.technorch.com/2008/12/135--.html

「超ライトオタク」を巡る言説、(色んな意味で)楽しく拝見させていただいてます。

で、なんだろ、結局今の時点で私がテクノウチ氏辺りに思ったのは、

たかだ増田の独り言まで「どうか彼ら私達の感動を「ジャンクフード」なんて言わないで下さい。」と否定してあげないで下さい。という事なのかもしれない。

この世界には(内的・外的に)様々な要因でオタクでありながら、本当は心のどこかで「自分も何かに帰属したいなあ」と思いながらも

どこにも属することができない、どこにも属することを許されないで漂い続ける「はぐれオタク」が静かに、そして相当数居る事を。(これをぬるオタっていうのかな)

彼らは確実にオタクであるために世間には馴染めず、かといってオタク世界でも日々生まれるどのムーブメントにも馴染みきれないでいる。

そこまで金が無い。そこまで都市圏に住んでない。そこまで時間が無い。そこまで人付き合いにこなれてない。

正直ニコニコ東方にものめりこむほどは好きになれない。かといって、自分が何かを作り出す才能も無い。

(かといってそれを全部開き直って僻みや妬みのエネルギーを発散させる痛ニュー非モテ系のコミューンに帰属するほど、魂が腐ってもいない。)

それぞれに様々な理由で、彼らははぐれながらオタクであり続ける。それこそ独りで地方からコミケに出てきて、黙って本やCDを買って、独りで家で楽しむような。

そんな彼らがひとり家で「超ライトオタク誕生!俺達超最高!」って楽しそうにしてるのを見ると、つい寂しくなって「何だよお前ら」って当たっちゃう事を。

そんな彼らが「最近オタクはオシャレで知的で素直で無邪気で」とか語れらると、自分オタク世界からもスポイルされたような気分になってしまう事を。

もっとぶっちゃけると、せっかく世間の優越感ゲームを逃れてオタク世界に入ってきたタイプオタクには、また優越感ゲームを始められるとどうにもうろたえてしまうことを。

それくらいは、(その裏にある寂寞世界を想って、)せめて黙って流して許してあげてくれよって思ってしまうんですよ。

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