2008-10-08

F1シンガポールGPに思う。

と言っても、シンガポールGPがあったのはすでに先月の話であるし、だいたい当のGP自体見ていない。

かつてファンだったものの戯れ言。

セナプロストらを輩出した黄金時代から十数年、F1マシンには安全確保のために数々の規制が課されてきた。

1000馬力を遙かに超えるターボエンジンは廃止された。

まるで地面に吸い付いたようなアクティブサスも廃止された。

機能美すら感じさせる繊細にのばされたサスアームは縮こめられた。

レーススペシャルを象徴する真っ黒なタイヤには溝が掘られた。(これは戻されるかもしれない)

モータースポーツモータースポーツたる所以のエンジン、その開発が禁止された。

たしかに安全性は大切だ。

黄金時代を代表するセナ自身が、レース中の事故で逝ってしまった。

だが、世界最高峰を誇り、最速を追求するF1が、どんどん小さくつまらなくなっていないか。

そう思っていた。

いつしか、深夜放送リアルタイムで見ることもなくなり、翌日のレース結果を見ることすらなくなっていた。

そんなある日、こんなニュースを見かけた。

F1 シンガポールGP 開催決定‐市街地で初の夜間レース

数々の規制は安全性を高めるためじゃなかったのか。

マシンは速くなりすぎないように数々の規制をかけたし、路面が荒れてて、狭くて、視界が悪いコースなら、差が付かなくてレースが盛り上がるんじゃないか。

そうそろばんをはじいたように思えてならない。

もし、あえて性能向上に蓋をせずに、最速を追求していたら、今頃どんなマシンが生まれていただろうか。

もちろん安全性は保たれなければならない。

その地上最速のマシンには、F1サーカスは狭すぎるのかもしれない。

  • ヒント:ヨーロッパ時間

  • 何年か前の反乱の予兆(レギュレーションの大幅変更・制限に対するメーカーの反発)に期待してたんだけど、 フェラーリが同調しなかったことで立ち消えになっちゃうんだもの。

  • >もし、あえて性能向上に蓋をせずに、最速を追求していたら、今頃どんなマシンが生まれていただろうか。 何も生まれてないでしょう。性能にふたをした最大の理由は金がかかりすぎ...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん