と言っても、シンガポールGPがあったのはすでに先月の話であるし、だいたい当のGP自体見ていない。
かつてファンだったものの戯れ言。
セナ・プロストらを輩出した黄金時代から十数年、F1マシンには安全確保のために数々の規制が課されてきた。
まるで地面に吸い付いたようなアクティブサスも廃止された。
機能美すら感じさせる繊細にのばされたサスアームは縮こめられた。
レース用スペシャルを象徴する真っ黒なタイヤには溝が掘られた。(これは戻されるかもしれない)
モータースポーツがモータースポーツたる所以のエンジン、その開発が禁止された。
たしかに安全性は大切だ。
黄金時代を代表するセナ自身が、レース中の事故で逝ってしまった。
だが、世界最高峰を誇り、最速を追求するF1が、どんどん小さくつまらなくなっていないか。
そう思っていた。
いつしか、深夜放送をリアルタイムで見ることもなくなり、翌日のレース結果を見ることすらなくなっていた。
そんなある日、こんなニュースを見かけた。
「F1 シンガポールGP 開催決定‐市街地で初の夜間レース」
数々の規制は安全性を高めるためじゃなかったのか。
マシンは速くなりすぎないように数々の規制をかけたし、路面が荒れてて、狭くて、視界が悪いコースなら、差が付かなくてレースが盛り上がるんじゃないか。
そうそろばんをはじいたように思えてならない。
もし、あえて性能向上に蓋をせずに、最速を追求していたら、今頃どんなマシンが生まれていただろうか。
もちろん安全性は保たれなければならない。
ヒント:ヨーロッパ時間
何年か前の反乱の予兆(レギュレーションの大幅変更・制限に対するメーカーの反発)に期待してたんだけど、 フェラーリが同調しなかったことで立ち消えになっちゃうんだもの。
>もし、あえて性能向上に蓋をせずに、最速を追求していたら、今頃どんなマシンが生まれていただろうか。 何も生まれてないでしょう。性能にふたをした最大の理由は金がかかりすぎ...