確かにひどい記事らしい。それに怒ったり批判したりするのもうなづける。
しかも毎日がつぶれるまでやると書いている人も多いみたいだ。
だけど毎日を潰そうと頑張ってる人たちは何が起きるかまで考えてるんだろうか?
結論から言うと毎日はつぶれない。理由は二つある。
一つ目だが、行政は大型倒産はもなんとしても回避するから。大企業がつぶれるとき、本社の数千人が失業するだけでなく配下にある全国の新聞販売店まで連鎖的に倒産してしまうから、これは社会問題となる。
二つ目は、大手マスコミがつぶれるというのはまずいと考える人たちが社会の各分野でたくさんいる。数え上げるときりがないけど、潰さないようにさせる力をもった人たちだ。
でも、もともと毎日は経営状態はかなり悪い。わかりやすい例として図書館で他紙と見比べてほしい。記事は読まなくていい、分厚さを見比べてほしい。毎日はダントツの薄さだ。日経なんかは一面広告を載せる数合わせのために記事を量産しているほどだが、毎日はスポーツ新聞に毛が生えた程度の量でしかない。これだけでも毎日の危機がわかるはず。
では、これ以上経営状態が悪化した場合、何が起きるだろう?
経営陣は交代するかもしれない。これは望ましいことだ。だが、もう一つ不可避のシナリオがある。
それは創価学会が資金援助をして、毎日が実質創価の傘下に入ってしまうことだ。
自力再建が無理なとき、現在既存のメディアも新興メディアも毎日を吸収できるだけの余力はない。外資は可能性があるが、これも以前のマードックのときのような摩擦があってすんなりいかない。
衰退気味のメディアである新聞のしかも経営の悪い会社に対して持続的に協力でき、しかも毎日に充分すぎる魅力を感じるのは創価学会だろう。
今でも創価との関係が強いのだから、実質傘下におさめるときはスムーズに進行できる。しかも、創価を止める力をもったグループは存在しない。
ネットを見てる人は騒いでいるが、今回の件はおじさんやおばさんのような一般人はほとんど知らない。
つまり創価が実質傘下に収めたとしても市井の一般人が気づくことはない。気づかないうちに論調は変わり、見えないタブーが紙面を覆う。
これからのスクープは赤旗のみになるんだろうか?赤旗のスクープは読んでて面白いけれど、世間への影響力が皆無に等しい。
批判は間違えていないけれど、結果として創価のメディアが一つ増えるだけだ。潰せ潰せと安易にがんばってしまうともっとひどいことが待っている。
関係ないけど、入社試験は案外面白いので貼っておく:http://www.mainichi.co.jp/saiyou/examination/index.html
心配しなくても、すでに「池田大作氏がアメリカ○○市を訪れ現地の大学で講演…」なんてニュースが、さも一般ニュースであるかのように真面目に載ってます。何も変わりませんよ。