子どもの頃に将来の夢だった職業に就ける人はどのくらいいるのだろうか。
私は今、夢だった職業に就いている。
たまたまなりやすい職業が夢だっただけのような気もするが。
幼稚園の卒園式では別の夢を発表したが、それ以降は同じだった。
小学校の文集には「コンピュータ関係」と書いてあった。まだ具体的な職業の名前を知らず、漠然とコンピュータを使う仕事がしたいと思っていた。このころプログラムというものの存在を初めて知って、いつか自由にプログラムを書けるようになりたいと思った。
中学校の文集には「プログラマー」と書いてあった。コンピュータの仕事と言えばプログラマーくらいしか知らなかった。どうやら理系の大学に入るのがいいらしいと聞いて高校は理系の進学校を選んだ。
高校の文集には「システムエンジニア」と書いてあった。どうやらプログラマーのさらに上にはそんな職業があるらしいことを知った。大学は工学部の情報工学科を選んだ。
そして大学生で情報工学を学び、情報系の資格もいくつか取って、IT企業を中心に就職活動し、「ソフトウェア開発」という職業に就いた。
夢が叶ってしまった今、なんとなくつまらない気持ちなのはなぜだろう。
なって「何をするか」ではなく、「なること」自体が夢になってしまっていたのだろうか。
今では学生のうちにもっといろんなことに興味を持っていろいろやってみておけば良かったと思う。
これまでの夢を叶えてしまった今の私の夢は、幼稚園の卒園式で発表した方の夢だ。
あのとき私はこう言った。
「大きくなったらお嫁さんになりたいです。」
今度の夢が叶うのはいつになるのやら。
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