子どもの頃になりたかった職業って、大人になってみると存在しなかった。
どんどんどんどん現実的に軌道修正していくことになった。
私が小さい頃なりたかった職業は、"本屋さん""図書館の中の人"だった。幼い頃の私は、これらの職業が毎日本を読むことが仕事だと思っていたのだ。だから正確に言うと、なりたかった職業は"毎日自分の好きな本を読んでいるだけでいい仕事"だった。そんなものが存在しないのを知ったのはいつだったのだろうか。覚えていない。
現実を知った私は方向転換して、"仕事でほどほどに働いて、そのお金で毎日好きな本を読む"に夢を切り替えた。でもその内にしたい仕事の方向性も見えてきて、結局、本とは全く関係のない学校に進学し就職し、設計者として忙しく働いている。
たまに古い友人と出会うと、皆口をそろえて言う。「絶対、文学部にいくと思ったのに」。私も中学くらいまではそう思っていた。文学部でなければ美術系か。でも絵を描くことと図面を描くことは似ているし、結局私は何かを作り上げることに快感を見出すタイプだったようで、今の仕事には満足している。
そして好きな本を好きなだけ読む、という夢は色々と難しいけれど、好きな本を好きなだけ買う、という夢はとりあえず叶えることができた。あまり読む時間があっても、読む本がなくなってしまうから、今ぐらいがちょうどいいのだと思う。今の夢は、実家の自分の部屋を書庫にして蔵書を整理することと、いずれ大きな書庫のある家を建てること。退職したら積読していた本をのんびり読んで暮らすことだ。きっと叶うだろう。この年になると、もう、叶う夢しか見なくなった。
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