2007-06-15

既得権益を擁護する

テレビ局とかの話題で良く出てくる「既得権益」という言葉。100%悪者つーか倫理的に「良くないもの」という風に使うのが通常だけども、どうなんかねソレ。

マスコミなんか典型的で、できあがったシステムを維持するのに汲々とするのは、端的に浅ましいという見方もあるけれど、逆から見れば、もう一度ゼロから同価値のシステムを築く自信が構成員の誰にも無いからなんじゃないかと思うのさ。なんつーか、死ぬほど金にがめつい老人とかそういう感じ?

もう財を生産する能力のない老人にとっては、目の前にある財産が自分の全てなわけだ。失ったら最後、ばりばり働いて取り返すとか、一発逆転目指すなんて考えも能力も残っていない。自分がそうだったら、と想像すると、そりゃがめつくもなるわーだって俺いっぱいいっぱいだしーとか思うわけさ。端から見ればみっともない真似以外の何者でもないけれども、個々人が権益を守ろうとするのは当人からすれば極めて合理的な行動なわけで。

とはいえ、独占寡占が社会全体の厚生を損なうのはイカンので、擁護するだけでなくこちらも対抗策をとらねばいかんね。

結論としては、若年労働力も、人からどんなに後ろ指をさされようが経済合理性のある行動をとろうぜという。

例:

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