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2007-01-17

2月・3月の14日は「男女対抗おいしいお菓子プレゼンテーション大会」の日

そろそろチョコレートが売れる季節だ。バレンタインデーには女子の皆さんが費用を出し合って義理チョコレートを男子の皆さんに配布する、という風習のある職場は多いと思う。私のかつての職場男子が圧倒的に多かったため、バレンタインデーチョコレート購入費は膨大で、女子の経済的負担は過大であった。しかしホワイトデーにはなぜか男子が個々に女子全員へ過分なプレゼントを贈る傾向があり、そっちも経済的負担がたまらんかったであろう。

以上、枕。かつて私には職場バレンタイン風習についていくつかの案があった。過去形

第1案「義理チョコ廃止」。

もらう側の男子の皆さんだけでなく、こんな風習なくなってほしいと愚痴をこぼしていたはずの女子の皆さんからも「ずっとやってきたし」「楽しみにしてくれる人もいるし」「職場のうるおいとして必要」と反対が出て実現せず。意外に根が深い。

第2案「チョコあげたつもり、ホワイトデーのお返ししたつもり、で阪神淡路大震災被災者向けに募金」。

募金したのにやっぱりチョコも配った。なんでやねん。でも幹事が神戸メーカーチョコレートを買ってきてグッジョブだった。

第3案「2月14日3月14日は男女対抗おいしいお菓子プレゼンテーション大会」は提案する前に OL を引退してしまった。これは、2月14日3月14日に、みんなお金を出し合っておいしいお菓子を食べて一服しましょう、が趣旨で、それだけじゃ面白くないので男女がお菓子選びのセンスを競う対抗戦にしましょう、というイベントである。

2月14日、先攻女子。賛同者から募った出資((好み健康の問題があるので、出資の際、甘いものと辛いもののどちらかを選べるといいと思う。両方食べたい人は2口出資))をもとに、女子の意見で選んだおいしいお菓子が購入され、午後3時をもって配布される。皆でしばし仕事の手を休めて賞味し、味やボリューム、仕事の合間に食べやすいかなどを点数評価して投票3月14日は後攻男子男子意見で選ばれたおいしいお菓子を皆で食べ、また投票投票結果は後日集計して貼り出し、勝ったの負けたのとわいわいやる。予算が余ったら翌年用に積み立て、また両軍の買い出し係をねぎらうのに使う。

お固い上司お菓子を食べる姿に親しみを覚えたり、酒豪のあの人が意外に甘党でもあったり、お菓子という他愛のない共通の話題のおかげで普段接点のない人と気軽に話せたりすると思う。まあこんなことを思いつくぐらいのんびりした職場だったということです。聖バレンチノも、職場で茶飲み話をするダシにされるぐらいは許してくれるだろうか。

2006-12-16

絶望した話

ぼくは「たぶん晴れるよ」とそう言った。彼女は「絶対晴れるよといってたよね」とそう言った。ぼくはそれに絶望した。

ぼくはこの絶望を完全に言語化することはできないけれど、あるいは言語化できないことに絶望しているのかもしれない。

ぼくは彼女のことを好きだった。と、過去形で語るのは欺瞞に過ぎるだろう。いまでも彼女のことが好きだ。

ぼくの言葉は確かに彼女に好意的に、好意的すぎるぐらいに受け取られていた。その日は彼女誕生日で、天気予報は雨だった。

だけど、ぼくはある程度の確信を持って、だけれど控え目にその台詞を発した。

当日、公園は初夏の陽気につつまれていた。予言は成就する。

そして彼女の台詞。「絶対晴れるって、そういってたよね。何でわかったの?」

ぼくは笑ってごまかしたけれど、その言葉絶望した。言葉が伝わらないということ。もとの意味以上に好意的に受け取られること。

そのどちらかに、もしくはどちらともにぼくは絶望した。

そのあと、いろいろあってぼくは振られたのだけど、絶望はしなかった。彼女に受け入れらないというそのこと自体は、絶望ではない。

ぼくはもう絶望しないのだと思う。

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