はてなキーワード: 空の境界とは
はい、しつもーん。
増田はいわゆる「伝奇小説」というジャンルは他に読んだ事があるんだろうか。
いやね、俺も空の境界は読んだことあるのだが、「奈須作品の事前知識」も「武内絵変換」もまるで必要なかったから。どちらかといえば伝奇小説のコードなのかなと思ったわけよ。ああ、新伝奇という言葉は講談が境界を売るために作った造語らしいが……そうだな、伝奇小説とライトノベルの合いの子のような感じというイメージが結構当てはまるね。だからラノベと伝奇双方のリテラシは(楽しむためには)必要かなと思う。
まあね、この文章をもって「文章の最高位」とかいう奴は単に信者として放っておけばいい。これは確かにむしろ悪文の領域だが、その独特のアクが「受ける人には受ける」という類の代物だから。ただ、それを以ってして「奈須ファンしか楽しめない作品」と断ずるのは少々早計だと思うぞ。
あー、あと最近の「似非オタク」の論法は常に増田が遭遇したのと同じだから気にすること無いよ。「ボクの褒めちぎる××を理解できない奴は理解力が足りない」「この作品の深みを理解できない奴はもっと本を読め」云々。実際には「ボク」どころかアルファオタクが誉めたものを摂取しているだけのクセにね。そういう「相手を見下すことでマンセー以外の批評を土俵から追い出したがる」連中は、自分で自分の好きな作品の品位を落としてるって気づけないのかねー。
いや、元の人が言ってることはよく分かるよ。
要するに「俺は奈須のオナニーを見て快感に浸れるほど変態ではない」って言いたいんでしょ。
空の境界という小説は、「奈須のオナニーをオカズにしてオナれる人=型月信者」しか楽しめない代物なんだよ。
作品批判がそのまま型月信者批判になってしまうのもむべなるかな。
映画化も決まり、友人が口を揃えて面白いというので読んでみた。初の奈須きのこ。
驚くぐらい面白くなかった。これは確かに同人小説だ。オナニー文だ。人を楽しませようという意識が微塵も感じられない。
説明が長すぎるという感想をいくつか読んだが、逆だ。必要な説明がまるでない。特に人物を表現する描写が少なすぎる。これでまず初読みの読者は振り落とされるだろう。表紙を描いている武内氏のファンやアニメ・ゲーム等に慣れ親しんでいる人間でないと、和服の上に皮のジャンパーをはおるユニセックスな美女というものを、この文章だけではまず頭の中で構築できない。俺の想像力が貧困なのは認めるが、それ以前の問題だ。想像させる材料がない。最初から、ファンでないと読めないのだ。
そう友人に伝えると、
「これを読み辛いという奴は普段から文章を読んでない証拠」
「式はまったく新しいヒロイン像」
アホか。それも逆だ。俺自身はクソのような文章しか書けないが、素晴らしい文章・難解な文章はたくさん読んできている。この世にはこれ以上に面白く難解で、かつ読みやすい本なんていくらでもある。その上で、わざわざこの本を読むメリットが見当たらないと言っているのだ。語彙力の問題じゃねえ。お前らこそ、俺の知ってる限りエロゲの文章とラノベしか読んでねーだろが。その中では難解で斬新の部類に入るだろうが、これが文章の最高位とは井の中の蛙も甚だしい。最初からこう言え。
「これを読み辛いという奴は普段から【奈須氏の】文章を読んでない証拠」
俺は奈須氏のファンではないから、わざわざ氏に親切な読み方をする気にはなれない。
これは読者を選ぶ作品だ。読者に奈須作品の事前知識と武内絵変換機能を求めている。氏の他作品を読んでから読んだ方がいいというのなら、「月姫 番外編」とでもつけておいてくれ。帯にでっかく「奈須きのこファンしか楽しめません」と書いておいてくれ。単独の講談社ノベルスのような顔をして全国の書店で売らないでくれ。そうしたらこんなイライラした気持ちにはならなかった。
俺は小説というものにエンタテイメント性を求めている。「楽しい」「悲しい」「ムカつく」どれでもいい。その話に共感して、なんらかのカタルシスを得たい。そういう意味では、この本は俺には合わなかった。友人が好きなものを好きになれなかったのは非常に残念だ。
http://news4vip.livedoor.biz/archives/50933790.html
メイド喫茶、メイドはともかく客が気持ち悪い。大きな声で特撮の話してたり、メイドさんに「かわいいかわいい」って言ったり。前者はともかく、後者はほとんどキャバクラ(言ったこと無いから分からないけど)の世界。
それと、メイドさんの中にはオタ知識満載の人もいるけど(コミケに行ってるメイドさんもいた)、大して詳しいわけじゃないメイドさんも多数い(メイド喫茶が増えれば増えるほどこの傾向は顕著になる)。「『空の境界』知ってる?」「えー知らないですー。今度読んでみますね♪」「『????(オタがするゲーム)』知ってる?」「ゲームは弟と『ボンバーマン』ならやったことあるけど…」という会話があったから。
それとそれと、元メイドさんが連れてきた彼氏がとてつもないイケメン(オタクが周りにいたからかもしれないが、身長も高い上に顔がいい。そしてファッションセンスもいい(と思う。よく分からない))だったことがなんとなくショックだった。結局現実なんてそんなものね。