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はてなキーワード: 携帯広告とは

2007-11-03

ネット広告費はラジオの2倍以上なのになぜ怪しい広告しかないのか

ネット広告支出はラジオより低いのに?現実を見てる?

http://anond.hatelabo.jp/20071103030449これには驚いた。ネットの覇者といわれているGoogleAdsenseが「ミクシー自動で日給5万円」とか「ブログで稼ぐならこの方法」のように詐欺くさいものや「メスを使わず男自身を大きくします」みたいないかがわしいものばっかりだったから、そりゃないだろと思っていた。リンクが切れていたので、一応調べなおしてみたら確かに正しいようだ。(http://www.dentsu.co.jp/marketing/adex/adex2006/_media.html)じゃぁ、なんでAdsense広告はあんなにひどいんだろう。個人的に前々から疑問だったんだよな。「Googleすごい、すごい」なんていわれながら、Adsenseに載る広告はひどいものばかり。どうやって稼いでいるのか疑問だった。

ということで簡単に調べてみた。結論から言えば電通定義のインターネット広告費である3600億円には携帯向けの広告費が入っていたり、SEM業者だかSEO業者の収入が入っていたりするのでみかけよりたいしたことがないようだ。こちらにインターネッツ広告費の明細がある。それによればインターネッツ広告費のうち、検索連動広告費が930億円、モバイル広告費が390億円らしい。インターネッツ広告費といわれると携帯向けの広告費は入っていないように思うが、電通はインターネッツ広告費に携帯向けの広告費も入れているらしい。次に検索連動広告費。検索連動広告費っていうのは、GoogleAdsenseみたいなものだと思うかもしれない。しかしこれは電通の用語なので、はてな村民のようなインターネッツヲタク連想するものとは違う。読み進めると

SEMサーチエンジンマーケティング市場は930億円(前年比157.6%)と他のネットメディア商品にくらべてより拡大の傾向にある。
とある。検索連動広告費っていうのは、GoogleAdsenseじゃなくてSEM業者が稼いだ金額らしい。それが930億円。全体で約3,630億円でモバイル広告が約390億円。携帯経由を除いた「純インターネッツ広告費」は3240億円。そのうちSEM業者が得た収入は約28%。だいたい4分の1。はてな村民のようなインターネッツヲタクといえども、インターネッツ広告費にSEM業者の稼いだ収入は入れないだろうということでSEM業者の収入をインターネッツ広告費に含めないようにすると、「真のインターネッツ広告費」は2310億円。まぁ、それでもラジオよりは稼いでいるな。

でももう少し調べてみると「真のインターネッツ広告費」には陰りが見える。好調なのはSEM関連とモバイル関連。

実数(億円)

2000200120022003200420052006
電通定義のインターネット広告5907358451183181428083630
モバイル広告???100180288390
インターネット広告???1083163425203240
SEM業者の収入?????590930
真のインターネット広告?????19302310

伸び率(少数は切り捨て)

200120022003200420052006
電通定義のインターネット広告24%14%40%53%55%29%
モバイル広告???80%60%35%
インターネット広告???50%54%28%
SEM業者の収入?????57%
真のインターネット広告?????19%

はてな村民のようなインターネッツヲタクが「インターネッツ広告費」という言葉で想起するような「真のインターネッツ広告費」は意外に伸びてないのですよ。最近引っ張ってるのはSEM業者と携帯広告のほう。そりゃ、『「SEO業者」と「電解還元水の販売員」の共通点』に対して『反論:「SEO業者」と「電解還元水の販売員」の共通点』のように躍起になって否定するはずだ。いまウハウハ何だろうな・・・。うらやましいことです。話を元に戻すと、表を見ればわかるように「真のインターネッツ広告費」はバブルがはじけそうなのですよ。今年(2007年)あたりは10%以上伸びるんだろうか?

 
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