はてなキーワード: クオリティコントロールとは
http://anond.hatelabo.jp/20081201193012
しかし、そのように再チャレンジすることを拒否し、ただ会社にいて高い給料をもらうという選択をした人たちもたくさんおりました。
仕事が無いので現場において置けないので、ビジネスマネジメントとかクオリティコントロールなどという間接部門(正確な名前はもう忘れました。意味不明な横文字言葉が多すぎるのも悪いところです)が置かれ、そこに大量の使えない人があぶれていました。
彼らは9時5時でネットを見たりマインスイーパを一日中やってて帰る生活を送り、しかも彼らは長年勤務しているだけあってかなり給料があがっていました。
上記リンク先の文章を読んで、あーこの状況だったら俺こうなるタイプだわーと思った。
自分で言っても仕方がないが、こういう人らは「使えない」人ではなくて「単にやる気のない人」で、頭は良くてそれなりに優秀だったりする。頭がいい人の中には一定の割合で「いかに労力をセーブして最大の報酬を得るか」を考えて実行する人がいて、仕事をしなくても高い給料が貰えるならそっちの道を選び、本人は幸せになっている。会社にとってはダメな人材だが見方を変えると「無能な人」ではない。むしろ賢い。入社が難しい大企業のほうがそういう人は多いかもしれない。
http://www.jmiu-ibm.org/2008/11/209.html
で話題になってるみたいなので、1OBとして会社の感想を書いておきます。
私は新卒で入社し5-6年ぐらい在籍して辞めました。辞めたのは数年前でしたが、中に残っている人の話を聞く限り、状況はそんな変わってないように思います。
IBMはすごく良い会社でした。特に仕事面ではいい仕事をたくさんさせてもらい、随分成長できたと思います。
このような形で、若手が仕事をする上ではかなり良い環境だったと思っております。((あくまで若いうちは、ですが。昇進して上になるとまた変わるのですがそのあたりは割愛いたします))
大変充実し、恵まれている環境でしたが、嫌な事も多かったです。その一つが、何も仕事をしていない50代以上の年寄りスタッフが多すぎることでした。
彼らは、かつてはIBMが主力のビジネスにしていたメインフレームの営業さんであったり、それら周りのエンジニア等でした。
IBMは90年代初頭に業績が悪化しましたが、ガースナーという経営者を外部から招聘し、彼のもとで大きな改革が行われました。それにあわせて、日本以外の国ではそのような今後のビジネスに必要の無い従業員はあらかたいなくなりました。
しかし、日本だけは特別で、中々クビを切れないということで、「配置転換」や「再教育」が行われたのです。
自分の顧客資産を生かして再度サービスの販売でのし上がった人もいますし、40過ぎてjavaを覚えて新しい領域のエンジニアになり今でも前線で活躍している人もいます。工場勤務時代の経験を生かして、最先端の工場運営についてコンサルティングをしている人もいます。
しかし、そのように再チャレンジすることを拒否し、ただ会社にいて高い給料をもらうという選択をした人たちもたくさんおりました。
仕事が無いので現場において置けないので、ビジネスマネジメントとかクオリティコントロールなどという間接部門(正確な名前はもう忘れました。意味不明な横文字言葉が多すぎるのも悪いところです)が置かれ、そこに大量の使えない人があぶれていました。
彼らは9時5時でネットを見たりマインスイーパを一日中やってて帰る生活を送り、しかも彼らは長年勤務しているだけあってかなり給料があがっていました。
正直言って自分が稼いだ金を奴らに吸われているという感覚はありましたし「あいつら全員首にしたら絶対この会社は良くなるのに」という話を若手同士でよくしていた記憶があります。
そんな彼らの代弁者になっているのが今回の記事を書いた組合なのでしょう。元記事も随分過激な内容になっています。
しかし、私がみると「またか、いい加減にしろ」としか思えません。私にとって組合は、毎週のように意味不明な内容をエキセントリックに書き散らすチラシを配る存在であり、毎週オフィスをうろうろ回ってカンパを募りに来るだけの存在でした。彼らの目は死んでおり、チラシはそのままゴミ箱に捨てられ、誰もカンパに応じていなかった。少なくとも私の周りで組合員だった者を知りません。
よく組合の幹部で、役員と交渉することがエリートコースというようなことが普通の日本企業では言われてるそうです。少なくともあの会社に関してはそのような雰囲気は微塵も感じられず、終わっている集団という認識でした。
そんなに社内で存在感の無い人たちの寝言が、ネットで話題になっていることには、率直に言って悔しいですし怒りを覚えます。こんな人たちの目線で見たIBMがネットで有名になるのには我慢なりません。IT業界に身を置いたなら生涯勉強だろうが。それもやらないでダラダラくだらない仕事して不当に給料もらってやれ降格だクビだといわれてギャーギャー騒ぐんじゃねえよ。
今回の大元となったリストラ報道を聞いたときは、ようやく日本のIBMもまともな会社に生まれ変わることができそうと思いました。むしろ、元記事にあるような低評価、降格人事、退職強要なるものを行ってこなかったことが今の業績不振を招いており、若干遅きに失したかなとも思います。30代、40代前半の優秀な方々で見切りをつけて出て行ってしまった方もたくさんおります。ただ、これで少しでも本当にまともに金を稼いでいる人への還元がなされればよいと思います。
以上1個人の意見ですが、中にはこう考えている人もいたということで何かの参考になればと思います。
それでは。